目指せ!多摩のリーディングシティ - Kyodo News PR Wire|RBB TODAY
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目指せ!多摩のリーディングシティ



町田市未来づくり研究所 研究報告

2025年5月9日
町田市未来づくり研究所
(町田市企画政策課内)

 
町田市未来づくり研究所(所長 市川宏雄)は、2024年度の研究報告として「目指せ!多摩のリーディングシティ」を発表しました。

※こちらの内容は研究報告を一部抜粋したものです。
詳細は、ホームページに掲載しています。
https://www.city.machida.tokyo.jp/shisei/miraidukurikenkyujo/katudounaiyou/tamanoleadingcity/2024nendokenkyuseika.html

 
【研究結果の概要】
<調査研究の目的>
日本の都市特性評価-Japan Power Cities2023(以下、JPC指標)※によると、町田市は評価された159自治体中、80位以下という順位でした。多摩地域の府中市や三鷹市、立川市、八王子市に大きく水をあけられる結果となり、評価対象となった2020年以降から改善が見られていません。町田市がネガティブな都市要素を克服し、将来にわたって選ばれる自治体と成り得るかは、今後5~10年間の政策に懸かっています。そこで本調査研究は、他自治体との比較を通しながら、町田市を多摩の「リーディングシティ」に押し上げる提言を行うことを目的とします。
※「日本の都市特性評価-Japan Power Cities2023」は、都市の特性を6分野86指標の構成要素で数値化し、客観的に評価した森記念財団都市戦略研究所による調査

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505088481-O12-SzokS1Yr

 
<調査研究の視点>
町田市を多摩のリーディングシティに押し上げるために、伸びしろのあるJPC指標項目を分析しました。多摩地域内では上位であるが全国的には下位の指標である「女性就業者割合」や「休日の人の多さ」などは、伸びしろがある指標だと考えました。一方で、多摩地域内でも全国でも下位の指標である「付加価値額」「クリエイティブ産業従事者割合」「居住環境の満足度」などは克服することでリーディングシティに向かう可能性があると考えました。これらの分析をもとに、リーディングシティの目標像として4つの仮説を設定しました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505088481-O10-q31tv6R7

<3つのありたい姿>
JPC指標の分析やアンケート、ケーススタディ、有識者ヒアリングなどの調査を通じて仮説をブラッシュアップし、最終的に3つのテーマでありたい姿を再整理しました。
【1.まちのにぎわいのリーディングシティ 】 
●スポーツ観戦で町田市を訪れた人たちが、市内の飲食店を利用したり、市内の観光地にも足を延ばしたりして、地域に経済的な利益をもたらす。
●駅前再開発により映画館等を整備し、市内外の来訪者の受け皿を強化するとともに、市内の観光施設とのアクセスも強化し駅前のにぎわいを市内各地に広げる。
●市外から町田市を訪れた人に、安全安心で、暮らしやすいと感じてもらえる。
【2.働きやすい環境づくりのリーディングシティ 】 
●企業から「町田市はビジネスに適したまちである」と認識され、市内に立地する企業や、起業希望者が増加する。
●市内に企業が増えることにより若者の雇用機会も増え、大学等を卒業するタイミングで市内の若者の人口が大きく減少してしまう現状が緩和される。
●子育てなどを理由にキャリアを中断した女性も、スキルアップの機会を得ることにより、付加価値の高い仕事でいきいきと働ける。
●柔軟な働き方を受け入れる企業を増やし、女性が働きやすい職場を拡充する。
【3.団地再生に関するリーディングシティ 】 
●従来の暮らす場所としての団地から、楽しむ場所・働く場所など多面的な可能性を取り込み、団地が抱える諸問題に先鞭をつける。
●新しい交通機関の開通によって暮らしやすくなり、若い世代の入居者が増えることで、団地の空き室の増加や高齢化問題が改善される。
●象徴的な街路が整備されるとともに、市民の手により清潔に維持され、市民の団地に対するイメージが改善する

<施策の提案>
再整理された3つのありたい姿に対し施策を提案し、特に重要なものについては、リーディングプロジェクトとしました。

1.まちのにぎわいのリーディングシティ【リーディングプロジェクト】
◆サッカーの集客力を地域経済につなげる仕組みづくり
試合観戦に訪れた人たちを市内でもてなし、市内における消費拡大につなげるため、ホームゲームの開催にあわせて市内関連事業者と連携するとともに、デジタルツールを導入し、個人の行動に対し消費行動を働きかける。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505088481-O11-4s8eXjg2
  
2.働きやすい環境づくりのリーディングシティ【リーディングプロジェクト】
◆ 町田版スタートアップ・エコシステムの実現 
スタートアップ企業の育成には既存企業・産業の力も必要なため、個人の起業希望者だけでなく、既存の企業も支援対象とする。
小田急沿線地域の大学や企業も含めて利用できる、開かれたエコシステム(起業家、投資家、教育機関、自治体などが連携するシステム)を構築し、将来的には拠点整備を目指す。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505088481-O9-zUA6v3QM

3.団地再生に関するリーディングシティ【リーディングプロジェクト】
◆アート&ワークで団地の多機能化
芸術系を専攻する学生などの若者を対象に、アトリエやスタジオなどの創作活動に使用・改装できるよう制度を整備する。また、シェアオフィスや自宅と職場兼用のスモールオフィスとして、会社を始めて間もない規模の小さなスタートアップや、個人事業主などに提供する。
  
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505088481-O8-U1dWjnAj

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