OutSystems、ガバナンスに基づくオープンなエンタープライズAIを支援するAgentic Systems Engineeringを発表
(ボストン発、2026年3月31日)- AI開発プラットフォームのリーダーであるOutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Woodson Martin)は本日、ガバナンスに基づくエンタープライズ向けエージェント型システムの構築、管理、進化を支援するAI開発の新たなアプローチとしてAgentic Systems Engineeringを発表しました。
AI開発は、ソフトウェアの構築方法や開発者の役割を根本的に変えつつあります。とはいえ、エージェントによってコード生成がかつてないほど高速化し、最新のツールが爆発的に増加する一方で、ソフトウェア品質やアーキテクチャの一貫性は必ずしも向上していません。問題をさらに複雑化しているのが、イノベーションを阻害し、これまで以上に複雑なデータ管理と統合を要求するレガシーシステムの存在です。
https://www.outsystems.com/blog/posts/enterprise-ai-future/
こうした状況に対し、OutSystems Agentic Systems Engineeringは従来とは異なるアプローチで臨みます。本製品は、先進的なエンタープライズが直面している技術的な複雑さやアーキテクチャの分断といった課題に対処します。エージェントが必要とする豊富なコンテキストやガードレールを開発することで、信頼性と安全性に優れ、コンプライアンスに準拠したシステムを提供できるようになります。
このアプローチの柱となるのがOutSystems Enterprise Context Graphです。コードそのものではなくビジネスの目的を重視し、20年以上にわたるソフトウェア開発の知見を活かしたEnterprise Context Graphは、コンテキストに基づくOutSystems独自のアーキテクチャを拡張し、複雑なシステム間でエージェントが効果的に動作する上で必要な動的ツールを提供します。
また、Enterprise Context Graphは、エンタープライズアプリケーションやエージェント、ワークフロー、データ、そしてこれらの相互依存関係といったエンタープライズアーキテクチャを高精度かつリアルタイムで把握することを可能にします。こうしたプラットフォームの優位性により、エンタープライズがエージェント型テクノロジーの力をビジネスで発揮できるよう支援します。
OutSystemsのCEOであるWoodson Martinは、次のように述べています。「AIは、かつてないほど多くのツールや領域に大きな変革をもたらしています。エンタープライズにおいては、この変革を適切なガバナンスのもとで、セキュアかつ本番環境に適した形で実現していくことが求められます。Agentic Systems Engineeringは、こうした課題に対する当社の解決策といえるものです。Enterprise Context Graphと次世代のMentorによってOutSystemsは、複雑なシステム全体でエージェント型ツールを活用し、具体的なビジネスの成果を創出する上で必要となるコンテキスト、接続性、制御性を組織に提供します」
Enterprise Context Graphを搭載した次世代のOutSystems Mentorは、OutSystemsプラットフォーム内で直接Agentic Systems Engineeringを提供します。Mentorは高度な対話型アプリケーション生成やIDE内での開発エクスペリエンスに対応しているため、組み込まれたアーキテクチャの一貫性とトークン効率により、複雑なシステムの構築・進化が可能になります。これにより、開発者を生産性の高いアーキテクトへと押し上げます。
オープンなエコシステムに移行する中で、エンタープライズにおけるコンテキストやガバナンスは、OutSystemsのエージェントに限らず、今日のビジネス環境で展開されるすべてのエージェントにとって必須要件となっています。Agentic Systems EngineeringとEnterprise Context Graphを活用することで、開発者は今後、あらゆるエージェント型ツールでOutSystemsプラットフォーム上での構築や拡張に対応できるようになります。
これにより、MentorやStudio IDEのほか、Claude Code、OpenAI Codex、Cursorといったエージェント型コーディングツールなどを使用して、各チームが安全にエンタープライズソフトウェアの開発に貢献することも可能になります。どのような開発環境であっても、エンタープライズ内で共通のコンテキストやガードレールに従って運用されるため、コンプライアンスに準拠した本番対応のセキュアなシステムが保証されます。このように、オープンなエコシステムの柔軟性とともに、ガバナンスに基づく統合アーキテクチャによる信頼性を提供することで、エンタープライズでの運用を変革します。
OutSystemsでは現在、グローバルでの実装および検証を進めております。今後、詳細情報やデモの提供など、日本のお客様に対しても順次ご案内していく予定です。
また、本製品の早期アクセスプログラムは2026年上半期での提供を予定しています。
Agentic Systems Engineeringの効果は、早期に実装した顧客事例にすでに表れています。
ACM:AI開発の主要パートナーとしてOutSystems Mentorを採用
製造技術のグローバルリーダーであるAllianceCorp Manufacturing(ACM)は、半導体とeモビリティの分野におけるイノベーションを推進する中核的なAIパートナーとしてOutSystems Mentorを位置付けています。Mentorを通じて反復的な作業を行うことで、ACMのプロフェッショナル開発者は、データモデル、UI画面、サーバーアクションを即座に構築できるだけでなく、すべてのコードを社内のベストプラクティスに準拠させられるようになっています。Mentorの主なユースケースとしては、AIエージェント経由で2D CAD図面からタイトルブロックや幾何公差などの特定のデータを抽出する作業が挙げられます。Mentorではすべてのステップと関係が明確に記述されるため、プロジェクトにおける新規開発者のオンボーディングも簡素化されます。
SRS Distribution:OutSystems Mentorを通じ、開発期間を半分に短縮
The Home Depotグループ傘下のSRS Distributionは、OutSystems Mentorを使用することで、アプリケーションの開発期間を最大50%短縮しています。エージェント型アプローチにより、チームがこれまで数か月を要していたプロジェクトを数週間で完了できるようになりました。その好例が、コンセプトの立案から本番稼働までのプロセスをわずか2週間で達成した時間追跡アプリです。SRS Distributionでは、フロントエンドのデリバリーも大幅に高速化しており、Mentorが作業の60%を処理することで、必要なリファクタリング作業も最小限に抑えられています。このほか、Mentorを用いて構築されたアプリケーションには、フィールドサービス向けモバイルアプリ、顧客データ管理ツール、金融アプリなどがあります。
SRS Distribution Inc.の技術チーム責任者であるMattheus Benitez氏は、次のように述べています。「Mentorがあれば、フロントエンドと初期のビジネスロジックをわずか数日で構築し、関係者に提示することも可能です。以前はこうした作業に数週間を要していました。おかげで全体的な開発プロセスのスピードが飛躍的に向上しています」
OutSystems Agentic Systems Engineeringについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
https://www.outsystems.com/blog/posts/enterprise-ai-future/
配信元企業:OutSystemsジャパン株式会社
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