
近年、審美歯科分野の中でも特に人気が高まっている「歯科矯正治療」。しかし施術費用の相場が不透明であるため、多くの患者は価格設定の妥当性に不安や疑問を抱えています。
そこで本記事では、SEO対策で検索順位No.1を獲得した実績(注)を持つランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )が、歯科矯正治療を提供している独立開業歯科医師56名及び実際に治療を受けた患者200名を対象に、「施術費用の設定状況」と「患者が妥当と感じる価格帯」に関するアンケート調査を実施。
歯科医師と患者の回答から明らかになった「歯科矯正治療の価格に対する認識ギャップ」や、その背景にある患者心理を掘り下げ、全国の歯科医院が効果的な価格戦略・マーケティング施策を検討するためのヒントを詳しく解説していきます。
目次
1. 矯正治療を行う歯科医師へのアンケート結果(回答者:独立開業医師56名)
2. 矯正治療経験がある患者へのアンケート結果(回答者:治療を受けた患者200名)
3. 歯科医師の設定価格と患者の妥当価格の比較分析
3.1 『~30万円』:「安く全体矯正をしたい」患者ニーズに医院が応えられない
3.2 『70~90万円』:「価格の根拠」が不足し、患者の納得感が低いゾーン
3.3 『100万円以上』:狭いターゲット層に向けた「プレミアム戦略」の必要性
4. まとめ:価格ギャップを武器に変える3つのアクション
4.1 『30万円以下』を「部分矯正パッケージ」で拾う
4.2 『30万~70万円帯』は「価値の見える化」で差別化
4.3 『70万円超』は「狭い市場を深く掘る」
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1. 矯正治療を行う歯科医師へのアンケート結果(回答者:56名)

最も多かった回答レンジは「30万1~50万円程度」で、約23.2%(13名)を占めています。次いで「~30万円程度」が12.5%(7名)で続き、「50万1~70万円程度」も同率の12.5%(7名)となりました。
35.7%の歯科医師が50万円以下の比較的低価格帯で設定している一方、70万~90万円程度も14.3%(8名)あり、価格帯は中程度から高額まで幅広く分散しています。
また「技術・質が伴えば問題ない」と回答した歯科医師も10.7%(6名)存在し、価格よりもクオリティを重視する姿勢もうかがえます。
この結果から、矯正治療の施術費用設定は医院ごとに多様であることがわかります。最多レンジの「30万~50万円」は、一般的な矯正の相場(70万~100万円)より低めであり、競争が激しい都市部などでは価格を抑えて集患を図る医院も少なくないと推察されます。
一方、約2割の歯科医師が100万円を超える価格設定をしており、治療の質や技術力を前面に打ち出して、高価格帯で勝負していることがわかります。また、「技術や質が伴えば価格は気にしない」という、価値訴求型で価格を限定しない層(約10%)を合わせると、こうした質重視の歯科医師は全体の3割近くを占めています。
2. 矯正治療経験がある患者へのアンケート結果(回答者:200名)

最多の回答レンジは「~30万円程度」35%(70名)でした。次いで「30万~50万円程度」19%(38名)と「50万1~70万円程度」12.5%(25名)を合わせると、全体の54%が「50万円以下なら妥当」と感じています。
一方、「90万円超」を許容する層(技術・質伴えば価格は気にしない含)は計26%にとどまり、高額になるほど急激に受容率が下がることがわかります。
この結果は、患者の大半が矯正費用に強いコスト意識を持ち、50万円前後が心理的な上限ラインになっていることを示しています。
3. 歯科医師の設定価格と患者の妥当価格の比較

3.1 『~30万円』:「安く全体矯正をしたい」患者ニーズに医院が応えられない
患者の35%が「全体矯正は30万円程度が妥当」と感じていますが、実際にその価格帯で治療を提供できている歯科医院はわずか12.5%に過ぎません。このギャップの背景には、装置や技術コストから30万円以下での包括的な矯正治療提供が難しい現実があります。
3.2 『70~90万円』:「価格の根拠」が不足し、患者の納得感が低いゾーン
歯科医院側では70~90万円前後の価格帯に治療費を設定する例も少なくありません(全体矯正の価格設定で約14%が該当)。しかし患者側でこのレンジを「妥当」と考える割合は半分程度(7%強)にとどまり、かなり慎重な姿勢がうかがえます。
3.3 『100万円以上』:狭いターゲット層に向けた「プレミアム戦略」の必要性
100万円を超えるプレミアム価格になると、もはや大半の患者は尻込みするのが実情です。一方で、歯科医師側では約2割の医院が100万円超の価格設定を行っています。この超高額帯で集患を図るには、ごく限られた富裕層・品質重視層をターゲットに据える必要があります。
また、歯科医師の中には「技術や質さえ伴えば患者は価格を気にしない」と考える向きもあります(医師回答の約10%がその傾向)が、実際にそれに該当する患者はごく一部(約5%)に過ぎない点には留意が必要です。
4. まとめ:価格ギャップを武器に変える3つのアクション
4.1 『30万円以下』を「部分矯正パッケージ」で拾う
低価格ニーズは確実に存在しますが、全体矯正を30万円以下で提供するのは現実的に困難です。そこで、前歯だけや軽度症例限定のライトプランを30万円前後で設定し、検査料・装置料・調整5回分までを含んだ明確な料金プランとして提示すると、患者にとって分かりやすく安心して選びやすくなります。
月々1万円程度の分割例を掲示するとハードルが一段と下がり、まずは来院につながります。来院後は「全体を整えると咬合が安定しやすい」「仕上がりが長持ちする」などのメリットを示し、十分な説明でフル矯正へアップセルするのが王道です。
4.2 『30万~70万円帯』は「価値の見える化」で差別化
このレンジは患者・医院双方のボリュームゾーン。価格だけで勝負すると埋没します。装置の違い(メタル vs. クリア)や治療期間短縮の実例、再治療保証の有無などを数値・写真・症例動画で提示し、“同じ価格でも得られる価値が違う”ことを具体的に伝えましょう。
さらに治療シミュレーションや費用シミュレーターの導入で、患者が治療後をイメージしやすくなり成約率が上がります。情報開示の丁寧さが、そのまま医院選定の決め手になります。
4.3 『70万円超』は「狭い市場を深く掘る」
ハイプライス帯は富裕層・審美志向層・難症例患者が主なターゲット。裏側矯正やカスタム3Dマウスピースなど、専門性を尖らせたメニューで存在感を示しましょう。
症例データ(咬合改善角度や治療期間)、ドクターの学会発表歴、設備投資額を絡めたストーリー型コンテンツで“ここまでやるからこの価格”を納得させるのが鍵です。VIPルームやオンライン相談、海外在住者向け短期集中コースなど付帯サービスもセットにすれば、狭い市場をより深く掘り下げられます。
調査概要
調査日: 2025年4月22日~5月8日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査対象・人数:
・矯正治療を受けた経験のある患者 200名
・矯正治療を提供する独立開業歯科医師 56名
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