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「涙もお金も枯れはてた」BTSの日本ファンクラブが炎上 日本ファンは何を怒っているのか

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「涙もお金も枯れはてた」BTSの日本ファンクラブが炎上 日本ファンは何を怒っているのか
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落選したファンに、またアルバムを買わせるのか。

BTSの日本公式ファンクラブが打ち出したキャンペーンが、日本ファンの怒りを爆発させている。

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キャンペーンの内容はこうだ。

BTSの5thアルバム『ARIRANG』3形態セットをBTS Weverse Shopで1セット1万1000円で購入すると、日本公演チケットが当たる抽選に参加できる。3形態セットなので応募は3回。対象日は4月17日と18日の2公演で、全6回、各回10人、計60人にS席チケットが当たるという仕組みだ。

一見すると「ファンクラブ会員限定のプレゼント企画」に見える。だが、細かく見れば見るほど、日本ファンの反発が強まった理由がわかる。

CDは4月下旬以降に発送予定で、チケットは会場での現地受け取りとなる。しかも、当落にかかわらず返金は一切ない。購入したその日の応募期間内でなければ抽選に参加できず、上限数に達した時点で終了する仕組みだ。

BTSライブ
(写真提供=OSEN)3月21日にソウルで行われたBTSライブ

すでにチケット抽選で落選を重ねているファンが多数いるタイミングで、「さらにアルバムを買えば応募できる」という導線が新たに設けられたわけだ。

日本のBTSファンは何を怒っているのか

ファンの怒りは、単に「またCDを買わせるのか」という一点ではない。むしろ、怒りの本質は3つに整理できるかもしれない。

まず1つ目は、「まだ席があるなら、先にファンクラブ落選者へ回すべきではないか」という不満だ。

今回の公演では、VIP席とSS席・S席が別応募で、VIP席はファンクラブ会員先行抽選とアルバム購入による抽選方式だったという。そのうえで、ファンクラブ一次、モバイル一次、それぞれの二次、一般抽選まで進んだにもかかわらず、全滅した人が続出していた。

そうしたなかで「追加で60席あるなら、なぜ先に既存の落選者を救済しないのか」という疑問が噴き出したのは当然ともいえる。

2つ目は、「すでに積んだファンに、また買わせるのか」という疲弊だ。

BTSライブ
(写真提供=OSEN)BTSライブ

ファンの声を見ると、「何回も抽選に参加して、落選して、また次、次で頑張って、アルバムは最初から応援するためにすでにたくさん買っている」「それでなくてもみんな心が折れているのに」といった嘆きが並ぶ。

今回の反発は、単なる値段の問題ではない。すでに十分に支えてきたファンに、落選の痛みの直後、さらに“購入”を条件に希望を買わせるような構図が、あまりにも冷たく映ったのだ。

そして3つ目が、最も大きい。「ファンを財布扱いしているように見える」という怒りだ。

「日本人アミ(ARMY=BTSファン)をATM扱いするのもいい加減にして」「ファンをなんだと思っているのか」「アーティストを愛している人間です。その気持ちを利用するなんて」といった声には、単なる不満以上の傷つきがにじむ。

ファンが反発しているのは、チケットの売り方そのものより、自分たちが“応援する存在”ではなく“最後まで金を落とす存在”として見られているのではないか、という感覚なのだろう。

興味深いのは、この怒りがBTS本人たちには向けられていないことだ。むしろ多くの声は、「BTSは本当に好きだけど」「BTSは大好きだけど、運営はどうかしている」「メンバーは知っているのですか?」という言い方をしている。つまり、日本のファンはBTSへの愛情と、日本ファンクラブ運営への不信感をかなり明確に切り分けているといえる。

BTS
(写真提供=OSEN)BTS

この構図は重要だ。通常なら、こうした炎上ではアーティスト本人にも批判の矛先が向かいかねない。だが今回は違う。BTSを愛しているからこそ、その名前を使って行われる施策に失望している。だからこそ、「BTSをお金目的で利用するのをやめてください」という強い言葉まで飛び出すのだ。

さらに、怒りに拍車をかけているのが、転売対策との落差かもしれない。ファンの中には、「とあるリセールサイトにVIP席の転売が83件もあるのをご存知ですか」「まず規約違反を取り締まってください」と訴える声もあった。

つまりファンから見れば、先に取り組むべきは、正規ファンへの追加販売ではなく、目の前で横行している転売の取り締まりではないかということだ。そこを放置したまま、「さらに買えば当たるかもしれない」というキャンペーンを打てば、不公平感が一気に高まるのも無理はない。

なかには怒りの矛先をさらに広げ、HYBEやパン・シヒョク議長、さらには韓国大統領にまで言及する投稿も出ている。そこまで行けば、さすがに感情的な過熱もあるだろう。ただ、それほどまでに今回のキャンペーンが、日本のファンに「自分たちはどう扱われているのか」を考えさせるものだった、ということでもある。

BTS
(写真提供=OSEN)BTS

結局のところ、今回の炎上は単なる“CD商法批判”ではない。もっと根本にあるのは、ファンクラブとは何のための場所なのか、という問いだ。ファンクラブは本来、ファンを優先するための仕組みのはずだ。だが今回の施策は、それを“最後まで課金を促す導線”のように見せてしまった。だからこそ、ファンは怒ったのだ。

BTSを愛するファンが、自分たちは応援する存在ではなく、財布として見られているのではないかと感じたこと。その痛みは深い。「涙もお金も枯れはてた」というファンの声は、その切実さをよく表している。

今回の炎上は、チケットの販売手法の是非以上に、ファンクラブとファンの関係そのものが問われる出来事だろう。

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《スポーツソウル日本版》
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