北京五輪の栄光は“開催国ブースト”だったのか。まさに「金脈消失」というほかない。
わずか4年前、自国開催で金メダルを量産した中国は、今回のミラノ・コルティナ冬季五輪では表彰台の頂点に立てずにいる。
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ミラノ五輪が折り返しを迎えた2月16日時点で、中国の金メダルは依然として「0」だ。現在の成績は銀メダル2個、銅メダル2個で、総合19位にとどまっている。
開幕から10日が経っても、金メダルの朗報は届いていない。
自国開催だった前回大会とは対照的だ。2022年北京五輪では、中国は金メダル9個、銀4個、銅2個を獲得し、ノルウェー、ドイツ、アメリカに続く総合4位に入った。大会序盤から金メダル3個を荒稼ぎし、ショートトラックをはじめ複数競技で存在感を示していた。

しかし、ミラノでは様相が一変している。銀メダル2個(フリースタイルスキーの谷愛凌、男子ショートトラック1000mの孫龍)、銅メダル2個(スノーボード・ビッグエアの蘇翊鳴、スピードスケート1000mの寧忠岩)がすべてで、中間順位は総合19位。期待された種目でも決定打を欠いている。
とりわけ目立つのがショートトラックの不振だ。女子1000mには3人が出場したが、決勝に進んだのは公俐の1人のみ。しかしその公俐も決勝では5位に終わり、メダル獲得には至らなかった。男子500m予選では劉少昂と林孝埈(イム・ヒョジュン)が準々決勝に進んだ一方、孫龍はペナルティで敗退した。
これだけではない。男子5000mリレー準決勝でもカナダとイタリアに及ばず決勝進出を逃し、女子3000mリレーも決勝進出に失敗した。

北京大会当時、ショートトラックは中国の象徴的競技だった。論争の中でも金メダルを奪い、勢いを牽引していた。しかし開催国のアドバンテージが消えた今大会では、その威力が目に見えて弱まっている。
中国のファンの間では「2018年平昌五輪での不振が再来するのではないか」という不安の声も出ている。当時、中国は金メダル1個にとどまり、総合16位に沈んだ。
もっとも、可能性が完全に消えたわけではない。谷愛凌はビッグエアとハーフパイプに再び出場する。連覇に成功すれば、一気に流れを変えることもできる。
ショートトラックでも男子500m、女子1500mといった種目が残っている。ただし明らかなのは、今大会における中国の存在感が、4年前とはまったく異なるという点だ。
自国開催で金9個を獲得し世界を驚かせた国が、今大会ではなかなか金に手が届かない。
大会は2月23日に閉幕する。残された時間はあと1週間。北京の栄光が“開催国ブースト”だったのか、それとも一時的な沈黙にすぎないのか。その答えは、残る1週間で明らかになる。
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