第4回の放送を終えた大河ドラマ『豊臣兄弟!』。織田信長役・小栗旬はどんな思いで、織田信長を演じているのか。主演・仲野太賀の演技をどう感じているのかなど、以下コメントを紹介する。
■信長にシンパシーを感じる
「僕が初めて見た信長役は、大河ドラマ「秀吉」の渡哲也さん。すごく怖くて、そのイメージが強烈に残っています。今回は具体的にキャラクターを固めず、脚本に描かれている信長を演じることを心がけています。「豊臣兄弟!」の信長は、非常に合理的で先進的な考えを持った人。しかし、その考えは周囲になかなか理解されず、「誰も自分のことを分かってくれない」という悲しみを心の奥に抱いています。その上、「信長としてこうあらねばならない」と自分で自分を縛ってしまうので、本来の自分とかい離するふるまいをしてしまう瞬間がたくさんあるなと感じます。僕もキャリアを重ねて、現場では後輩たちの前でちゃんとしようとしていますが、本当の自分とはやっぱりギャップもあって。そこは、信長にシンパシーを感じる部分ですね」。
■小一郎には、今の時代にいてほしいリーダーの素質がある
「主演の(仲野)太賀君が、どうすれば全員が納得できる世になるのかを模索し続ける“仲野・秀長”を、池松(壮亮)君は、弟の小一郎を引っ張りながら出世にまい進する“池松・秀吉”を、それぞれ説得力をもって演じられています。小一郎には、今の時代にいてほしいリーダーの素質があると思います」。
■仲野太賀の演技に感動
「撮影当初から、現場を背負おうとする太賀君の姿勢は十分伝わっていたので、「長期間の撮影なのでそんなにひとりで背負わなくても大丈夫だと思う」とお話しました。また池松君の存在も、太賀君にとってすごく心強いと思います。2人がいいバランスで演じられているので、これからも大いに能力を発揮して、皆を引っ張っていってほしいです。第4回(※1月25日放送)で、信長が小一郎に「近習としてわしのそばに仕えよ」と言うシーンがありましたが、そのときの太賀君のお芝居には本当に感動しましたし、心を動かされました。その場にいた織田家家臣団の皆が刺激を受けた瞬間でもあったと思います」。
■今後の見どころは?
「今後、松永久秀を演じる竹中直人さんとのシーンがありますが、面と向かってお芝居するのは大河ドラマ「秀吉」以来、約30年ぶりでした。撮影現場で段取りをつけていたとき、信長よりも小栗旬としての気持ちが先にあふれ出てしまって。あのとき秀吉だった竹中さんとまた一緒にお芝居できたことが感慨深かったです。また、市(宮﨑あおい)と信長の関係も見どころの一つです。市といるときの信長は、ふだんよりもリラックスした状態でいられているので、そこは意識して演じています。宮﨑さんは繊細に市を作りあげられていて、一つ一つの演技が心にしっかり届くので、一緒にお芝居をしていて楽しいです。今作の信長には、市の人生だけは守りたいという思いが強くあるので、2人の今後にも注目していただけたらと思います」。






