NewJeansメンバーとADORの専属契約が有効であるという判決について、5人のメンバーが控訴しなかったため、1審判決がそのまま確定した。
11月14日、韓国の法曹界によると、NewJeansのミンジ、ダニエル、ハニ、ヘリン、ヘインの5人は、控訴期限である13日深夜までに控訴状を裁判所へ提出しなかったという。
ソウル中央地裁民事合議41部は10月30日、ADORがNewJeansメンバー5人を相手に提起した専属契約の有効確認訴訟について原告勝訴の判決を下し、NewJeansとADORの契約は依然として有効だと判断していた。

当初、NewJeansメンバーは1審判決に反発し、即時控訴を宣言していたが、控訴状を提出していなかったことで疑問を呼んでいた。そんななか、ADOR側はヘリンとヘインがADORに復帰すると伝え、「2人は家族とともに深く悩み、ADORと十分な協議を重ねた末、裁判所の判決を尊重し専属契約を順守する決断を下した」と明らかにした。
2人の復帰が伝えられた後、ミンジ、ダニエル、ハニも法律代理人を通じてADOR復帰の意向を示した。ただし、これはADOR側と協議のうえで決まったものではなかった。これについてADOR側は「3人の復帰意思について真意を確認中」と短く立場を示した。
NewJeans全員がADORに復帰するという突然の知らせに、K-POP界にも混乱が広がった。
関係者によると、11月11日、国内に滞在していた4人のメンバーと保護者がADORのイ・ドギョン代表と面会し、話し合いを行ったという。メンバーのうち1人は海外滞在中で出席できなかった。この場でメンバーらは、所属事務所へ復帰するために必要な条件など、自分たちの希望を伝えたとされる。

この結果、NewJeansのヘリンとヘインの復帰は正式に確定したが、ミンジ、ダニエル、ハニの今後の動きについては依然不透明だ。ただし、この3人もADOR復帰の意思を示しているため、ADOR側は今後、彼女たちとの個別面談を通じて本格的な協議に入る見通しだ。
3人との面談について、ADOR側関係者は本サイト提携メディア『OSEN』に対し、「メンバーの皆さんと個別面談の日程を調整しており、円滑な協議ができるよう最善を尽くす予定だ」とコメントを伝えた。
(記事提供=OSEN)
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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