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ADOR完勝で一段落したNewJeansの反乱…「表面上の完全復帰」もメンバー襲う真の“後遺症”とは

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ADOR完勝で一段落したNewJeansの反乱…「表面上の完全復帰」もメンバー襲う真の“後遺症”とは
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NewJeansと所属事務所ADORの専属契約をめぐる騒動は、ひとまず「ADORの完勝」で幕を閉じた。しかし、“法的判断”がすべての葛藤に終止符を打ったわけではない。

以前まで独自活動を宣言していたメンバーたちがADORに復帰するまでには、明らかとも言える不自然な動きも見られた。NewJeansとADORが今後向き合うべき課題が、むしろより鮮明になった形だ。

ソウル中央地裁は10月30日、ADORがNewJeansメンバー5人を相手取って起こした専属契約の有効性をめぐる訴訟で、ADOR側の主張を全面的に認めた。

メンバー側が訴えた「事務所との信頼関係破綻」は認められず、ADOR前代表取締役で“NewJeansの母”と呼ばれたミン・ヒジン氏の解任も、契約解除の理由には当たらないと判断された。NewJeans側の主張は大半が退けられ、ADORの明確な勝訴が伝えられた。

NewJeansを襲う「後遺症」

判決直後、NewJeans側は即控訴の意向を示し、「ADORには戻らない」と改めて強調していた。ところが、それから状況は10日足らずで急転する。

11月12日、まずは年下メンバーのヘリンとヘインがADORを通じて、「専属契約を遵守し、活動を再開する」と発表した。2人の発表から約2時間40分後、年上メンバーのミンジ、ハニ、ダニエルの3人も「ADORに復帰する」と表明した。

ただし、3人の復帰発表は“法律代理人”を通じたもので、事務所との事前調整のない奇襲的なものだった。実際、ADORはミンジらの発表を受けて「真意を確認中」と慎重な姿勢を見せている。

NewJeans
(写真提供=OSEN)NewJeans

激しい対立の末、形式上は「5人全員の復帰」が整ったように見えるが、むしろここからが本題と言える。メンバーは一時、グループ解散を見据えて「NJZ」という新たな名称を掲げた時期もあっただけに、まずは組織内での信頼関係を立て直す作業は避けて通れない。

5人のADOR復帰に「メンバーの選択を尊重する」と伝えたミン・ヒジン氏も、HYBEとの訴訟は現在進行形で進んでいる。NewJeansが彼女との関係性を自分たちの“核心的アイデンティティ”としてきたことを考えると、“生みの母”なきプロデュース体制の再編がどのように進むか業界でも最大の関心事となっている。

ADORは現在、遅れて復帰を表明した3人との個別面談を調整中で、「円滑な議論のために最善を尽くす」とコメントした。

ただ、グループが以前のように正常な活動ができ、“NewJeans”として再びステージに立つためには、信頼回復、内部での再調整、プロデュースの方向性など、解決すべき課題が山積している。

表面上は「事務所の勝利」で一段落したNewJeansとADORの騒動は、これから本当の“後遺症”が襲ってくることになるだろう。

(記事提供=OSEN)

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

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《スポーツソウル日本版》
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