iznaがデビュー後初のファンコンサートを成功裏に終え、“次世代オールラウンダー”としての存在感を確かなものにした。
iznaは11月8日・9日の2日間、ソウル・ブルースクエア SOLトラベルホールで「2025 izna 1st FAN-CON 'Not Just Pretty'」を開催し、熱気あふれる雰囲気の中、盛況のうちに幕を閉じた。
『Mamma Mia』と『SASS』で華々しくスタートしたステージでは、キレのあるダンスとパワフルなボーカルを初めから完璧に披露し、圧巻のエネルギーで会場を一気に盛り上げた。オープニング後、iznaは「初めてのファンコンサートで緊張もあるけど、naya(ファン)のおかげで力を出せそう」と心境を明かし、「nayaとiznaだけの時間を本当に作りたかった。特別に準備したステージもあるので、期待しながら楽しんでほしい」と語り、歓声の中で次のステージへと続いた。

ファンコンサートでは、『IZNA』『Racecar』、初披露となる『In the Rain』『SIGN』など、iznaの魅力を存分に堪能できる多彩なステージが展開された。続くコーナー「Pretty Strange Room」では、MCオム・ジユンとの息の合った掛け合いが際立ち、iznaはセンスあふれるリアクションとユーモアあふれるトークで会場を盛り上げた。さらに、ファンが見たがっていたチャレンジ企画にも挑戦し、メンバーそれぞれの個性とバラエティセンスを存分に発揮した。
『TIMEBOMB』『BEEP』『FAKE IT』へと続くステージでは会場のボルテージが最高潮に達し、特に『BEEP』のダンスブレイクは新鮮な見どころとして観客から大歓声が沸き起こった。
その後、観客席からアンコールの大合唱が響くと、iznaは『Supercrush』『DRIP』といった“プレゼントのようなステージ”を続けて披露。特に『Supercrush』を初公開し、客席からサプライズ登場する演出でファンとの距離をさらに縮めた。団体写真の撮影では会場の一体感が最高潮に達し、ファンから寄せられたメッセージやメンバー同士のロールペーパーを読み合うなど、温かい雰囲気の中で終盤へ向かった。

最後のステージを前にメンバーたちは思わず涙を見せた。 マイは「世界で一番特別で幸せな一日。今日という時間を作れたのは全てnayaのおかげ。絶対に忘れない」と感謝を伝え、バン・ジミンは「nayaを見ながらステージに立てて本当に幸せ。いつも大きな力をくれてありがとう。この気持ちを忘れず頑張りたい」と語った。
ココは「ステージに上がる前、ファンの皆さんを見てすごく幸せだった。今日来てくれた皆さん、そしてファンコンを準備してくれた全ての方に感謝したい」と微笑み、 ユ・サランは「デビュー前から夢見ていたファンコンができて本当に幸せ。頑張って準備したステージを一緒に楽しんでくれてありがとう。これからも一緒に歩んでほしい」と喜びを語った。
チェ・ジョンウンは「ファンコンができて本当に感謝している。nayaがいなかったらできなかった。準備してきた姿を認めてくれて、未熟な部分さえも愛してくれてありがとう」と涙を流し、 チョン・セビは「ファンは私たちにとって本当に大きな幸せで、とても大切な存在。どんな言葉で伝えればいいか分からない。この瞬間を大切にして、これからも一生懸命活動する」と思いを込めた。

ラスト曲『IWALY』では、感動を胸にステージの隅々まで歩きながらファンと目を合わせ、深い感謝を伝えた。約2時間のファンコンサートを通じてiznaは、安定した生歌、完成度の高いパフォーマンス、余裕あるステージング、そしてnayaとの濃密なコミュニケーションで“次世代オールラウンダー”としての存在感を確固たるものにした。
なお、iznaのファンコンサート「Not Just Pretty」は日本でも12月9日と10日に千葉県の幕張イベントホールで開催予定だったが、11月4日に延期が発表。グループの日本公式サイトでは「実施に向けて準備を進めてまいりましたが、諸般の事情により開催を延期とさせていただくこととなりました」と伝えられている。
(記事提供=OSEN)
◇izna プロフィール
2024年4月から7月にかけて放送されたMnetのオーディション番組『I-LAND2:N/a』を通じて結成されたガールズグループ。グループ名には、予測不能な多様性を表す「N」と、無限の可能性を表す「α」を組み合わせ、「いつでも、どこでも、何でも―すなわち、それは自分(N/α)」という意味が込められている。韓国出身のバン・ジミン、ユン・ジユン、ユ・サラン、チェ・ジョンウン、チョン・セビ、日本出身のマイ、ココの計7人が所属。2024年11月25日に1stミニアルバム『N/a』を発表してデビューした。2025年8月にユン・ジユンが脱退し、6人体制に。



