BJセヤの名でストリーマーとして活動してきたパク・テセ被告が、控訴審でも実刑判決を受けた。
現地メディア『聯合ニュース』によると、ソウル高等法院刑事6-3部(イ・イェスル、チョン・ジェオ、チェ・ウンジョン裁判官)は10月29日、特定犯罪加重処罰法違反(向精神薬)などの罪で起訴されたパク被告に対し、懲役2年および薬物中毒治療40時間の履行を命じる判決を言い渡した。
判決によれば、パク被告は2021年6月から2023年8月にかけて、ケタミン、エクスタシー、大麻など総額約1億5000万ウォン(約1500万円)相当の麻薬を購入して使用したほか、元暴力団員のユーチューバーから麻薬を受け取り、自宅で知人らと共に使用したとされている。
パク被告は2023年3月の配信中に、自ら麻薬を使用した事実を明かし、そのまま警察に出頭。翌10月に拘束・起訴された。
今年4月の一審では「使用期間が長く、量も多く、種類も多岐にわたる。特に制約なく麻薬を使用しており、反社会的傾向があることを否定できない」として、懲役3年6カ月が言い渡された。
しかしパク被告は「自宅で見つかった少量のケタミンについては、自分が所持していると認識していなかった」と主張。これについて二審では「捜査段階から自首した被告が、この部分についてだけ虚偽の供述をしたとは考えにくい。以前に使用した残りのケタミンが自宅に残っていた可能性もある」と述べ、その主張を一部認めた。

ただし、長期間にわたり大量の麻薬を使用した点については一審同様に有罪と認定。「麻薬犯罪は中毒性や幻覚性により、個人のみならず社会全体の安全にも深刻な危険を及ぼす。被告の依存度は相当であり、自助努力による断薬には限界がある」と指摘した上で、「断薬への意思を示しており、罰金刑を超える前科がない点」などを量刑に反映したとした。



