「韓国広報専門家」を自称する大学教授が、欧州スーパーで販売されているキムチの“産地表記”に怒り心頭の様子だ。
誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は10月17日、自身のインスタグラムで「ドイツで“国民的スーパー”と呼ばれるALDI(アルディ)が、自社ホームページ上でキムチを“日本のキムチ”と紹介し、再び物議を醸しています」と綴り画像を投稿した。
ソ教授が公開したのは、ドイツの大手ディスカウントチェーン「ALDI(アルディ)」で販売されているキムチの商品ページ。そこにはドイツ語で「Japanisches Kimchi」、つまり「日本のキムチ」と記載されていた。

「この企業は最近、キムチを“中国キムチ”と表記して販売していたことが発覚し、大きな論争となったばかりでした」というソ教授。実際、ALDIではプライベートブランド「ASIA GREEN GARDEN(アジア・グリーン・ガーデン)」で販売したキムチに「Chinesisch Kimchi(中国のキムチ)」と記載されており、これを知ったソ教授は企業側への抗議の意思を示した。その後もドイツ在住の韓国人から多くの情報提供が寄せられ、今回の「日本のキムチ」発覚に至ったという。
ソ教授は「2年前、この企業のキムチ商品にドイツ語(Original aus China)とイタリア語(Originale dalla Cina)で“中国起源”と書かれていたので、直ちに抗議メールを送って削除させた」とし、今回も「ドイツに居住する韓国人たちが、“中国のキムチ”や“日本のキムチ”といった表記をなくすために、抗議のメールを継続的に送っています」と抗議活動を行っている旨を明かした。
最後に、ソ教授は「もしこのような状況が続けば、ヨーロッパ人にキムチが中国あるいは日本料理であるかのように誤解を招く恐れがあるので、必ず正しい表記に変えなければならないでしょう」と呼びかけるとともに、「今後もドイツ在住の韓国人たちと連携しながら、この問題の是正に努めてまいります」と意気込みを語っていた。

なお、ソ教授は1974年5月25日生まれの51歳。誠信女子大学で教授を務める傍ら、「韓国広報専門家」を自称して女優ソン・ヘギョや歌手ソン・ガイン、俳優キム・ナムギル、女優パク・ソルミ、MONSTA Xのショヌ、歌手カンナム、女優キム・ギュリなど著名人と協力し、独島(竹島の韓国呼称)や韓国文化などに関する自主的な広報活動に邁進している。
■【画像】「チャイニーズ・キムチ」と記載した欧州スーパーのキムチ