マンチェスター・ユナイテッドが、突如として元韓国代表MFパク・チソンの“軍服SHOT”を公開した。
マンチェスター・Uは10月1日、公式インスタグラムを更新。韓国限定表示の投稿として、以下のキャプションとともに写真を公開した。
「今日は大韓民国国軍の日!国家のために献身する大韓民国のすべての国軍将兵の皆様に、尊敬と感謝の気持ちをお伝えします!忠誠!」
公開された写真には、「21」と書かれたヘルメットを被った軍服姿のパク・チソンが写っている。
韓国では10月1日が「国軍の日」と定められている。これは1950年の同日、朝鮮戦争時に韓国軍が南北境界線の38度線を越えて北進したことから、1956年にそれまであった軍の記念日を統合して国家記念日として制定。1976年から1990年までは祝日と定められていた。
今年の「国軍の日」には、韓国中西部・忠清南道(チュンチョンナムド)の鶏龍台(ケリョンデ)で記念式典が開かれ、李在明(イ・ジェミョン)大統領の演説などが行われた。
そのような国の記念日にマンチェスター・Uが上記の投稿をしたことから、パク・チソンの軍服写真は韓国ファンの間で大きな話題に。コメント欄には「やはりパク・チソンは韓国サッカーの象徴」「マンチェスター・Uが国軍の日を記念してくれるなんて感動的」「軍服姿のパク・チソンには新たな魅力がある」といった反応が寄せられている。

パク・チソンは1981年3月30日生まれの44歳。2000年に京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でデビューした後、PSVアイントホーフェンを経て2005年から2012年までマンチェスター・Uで活躍した。
マンチェスター・Uではプレミアリーグ優勝4回、カーリングカップ(現カラバオカップ)優勝3回、コミュニティ・シールド優勝4回、さらには2007-2008シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝と2008年のクラブワールドカップ優勝を経験。以降はQPRとPSVを渡り歩き、2014年5月に現役を引退した。
なお、パク・チソンは2002年日韓ワールドカップで韓国代表がベスト4進出を果たしたことで、兵役免除の恩恵を受けた。といっても完全に義務が免除されたわけではなく、W杯終了1年後の2003年6月に訓練所に入所し、4週間の基礎軍事訓練を消化。訓練では射撃訓練で満点を獲得したことから、所属した部隊で“射撃王”とも呼ばれていた。