NHKの人気番組『ブラタモリ』(NHK)で、京都の国宝・三十三間堂を特集した78分の超拡大版が放送される。

同番組は町歩きの達人・タモリがられざる町の歴史や人々の暮らしに迫る番組だ。今回の舞台は、平安時代に創建された三十三間堂で、仏像も本堂もすべてが国宝に指定されている。
千体の観音像が並ぶ荘厳な空間を目の当たりにしたタモリは「三十三間堂を造ろうと思った構想力が、すごい。こんな景色、世界中を探してもないでしょう。圧巻でした」とコメントした。

番組では火災、地震、戦乱など幾度もの困難を乗り越え、約800年もの間守られてきた秘密に迫る。知られざる観音像の構造や地盤の改良、そして豊臣秀吉が造立した京の大仏が三十三間堂を守る鍵だったという意外なつながりも明らかにする。

さらに夜空に浮かび上がる千体観音の幻想的な姿を特別に拝観。千体の観音が見つめてきた、知恵と祈りの800年の物語に触れる旅を78分の超拡大版で届ける。
同番組は9月20日土曜夜7時30分から放送。出演はタモリと佐藤茉那アナウンサー(広島局)、ナレーションはあいみょんが担当する。NHKプラスでインターネットでの同時配信と見逃し番組配信(放送後1週間)も実施される。