町田とACL初戦激突のFCソウルが“守備崩壊状態” キム・ジュソン広島移籍後5試合で計15失点 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

町田とACL初戦激突のFCソウルが“守備崩壊状態” キム・ジュソン広島移籍後5試合で計15失点

エンタメ 韓国・芸能
注目記事
町田とACL初戦激突のFCソウルが“守備崩壊状態” キム・ジュソン広島移籍後5試合で計15失点
  • 町田とACL初戦激突のFCソウルが“守備崩壊状態” キム・ジュソン広島移籍後5試合で計15失点

FC町田ゼルビアとACL初戦で激突するFCソウルが、深刻な”守備崩壊状態”に陥っている。

FCソウルは9月13日、アウェイの江陵(カンヌン)ハイワンアリーナで行われた江原(カンウォン)FCとのKリーグ1第29節で2-3と敗れた。これでリーグ戦2連敗とし、10勝10分9敗の勝ち点40、37得点・38失点で12チーム中7位に転落した。

今夏に韓国代表DFキム・ジュソンがサンフレッチェ広島へ移籍してからというもの、FCソウルは“守備崩壊状態”が続いている。「Kリーグ最高の外国籍CB」と呼ばれるヨルダン代表DFヤザン・アルアラブが健在だが、彼はキム・ジュソンとコンビを組んだからこそ抜群のパフォーマンスを発揮できた。キム・ジュソンの退団はアルアラブのプレーにも影響を及ぼしている。

何より、キム・ジュソンの代役が未だ定まっていない。今夏にレンタル加入したDFチョン・テウク、またユース出身の若手DFパク・ソンフンに続き、江原戦では負傷から復帰したDFイ・ハンドがアルアラブのパートナーを務めたが、期待に及ぶパフォーマンスではなかった。

アルアラブ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)アルアラブ

FCソウルは江原戦の前半39分、相手のカウンターを受けた際に守備の切り替えが遅く、セカンドボールの対処も不十分で、最終的に先制ゴールを奪われた。後半6分には、コーナーキックの守備時に相手選手の動線を無理に阻止したとしてPKを献上し、2失点目。同9分には中盤でのビルドアップミスでボールを奪われ、ダメ押しの3点目を許した。

後半10分時点で0-3とリードされたFCソウルは敗戦濃厚に。その後、FWチョ・ヨンウクとDFキム・ジンスの得点で1点差に迫ったが、同点に至ることはなかった。

江原戦で明らかになったように、FCソウルはキム・ジュソンが退団して以降、後方でのビルドアップ時のミスはもちろん、カウンターやサイドの守備時にDF陣が相手FWを逃す現象が続いている。

対人守備を強みとするキム・ジュソンは、攻撃時にビルドアップのスタート地点となる役割も果たした。アルアラブは持ち味のスピードを活かし、後方スペースのカバーや攻撃時の“エンジン”となる役割をこなした。ただ、現在はDF陣全体がバランスを取れない状態にある。

ただ、問題は守備だけではない。キム・ギドン監督は常に素早い攻撃への転換を注文するが、FW間の動線やパスの方向などが効果的ではないのだ。

江原戦でも、FWアンデルソンがボールを持った際に他の選手の動きが制限的だった。パスの出し所がなく、最終的にボールを奪われる場面が頻繁に見られた。これでは守備陣の負担が重くならざるを得ない。

キム・ギドン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ギドン監督

FCソウルはキム・ジュソン退団以降の5試合で計15失点も喫した。1試合当たり平均3失点で、この間は1勝1分3敗にとどまった。

最終ラインが不安定になれば、結果を出すことが難しくなるのがサッカーだ。加えて、FCソウルは本日(9月16日)行われるアウェイでの町田戦を皮切りにAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)もスタートする。このような流れで主力のコンディション悪化、負傷などまで起これば、手の施しようもなくチームが崩れる恐れがある。

クラブを5年ぶりにアジアの舞台に導いたキム・ギドン監督の悩みが、いつにも増して深まっている。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.

【写真】Kリーグ年俸1位は元マンUリンガード。金額は?

【注目】Kリーグ、外国籍GK登録を27年ぶりに解禁

【写真】Kリーグ王者指揮官「外国人枠撤廃すべき」

《スポーツソウル日本版》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

page top