韓国の人気ウェブ漫画『個人的なタクシー』が、フジテレビとの共同制作でドラマ化されることが決定し、豪華なキャスティングが発表された。
制作を手がけるBig In Squareとスタジオフローは9月15日、「『個人的なタクシー』がチャ・テヒョン、イ・ジェイン、イム・セミ、ヒョン・ボンシク、イ・ヨニ、キム・ドヒョン、Mimi、チュ・ジョンヒョク、イェ・ジウォン、アン・ジホ、イム・ハリョン、イェ・スジョンらをキャストに迎え、全8話のミッドフォームシーズン制ドラマとして制作される」と正式発表した。
ヒューマンヒーリング音楽ドラマ
同作品は、予約客だけを乗せる謎のタクシーを舞台に、乗客たちの平凡ながらも特別な人生の物語を音楽と共に描くヒューマンヒーリングドラマ。
演出は『サンガプ屋台』『工作都市』『家族なのにどうして ボクらの恋日記』などで知られるチョン・チャングン監督が務め、音楽は『おつかれさま』『梨泰院クラス』『マイ・ディア・ミスター』『未生』『シグナル』などで作品の感情や時代性を音楽で表現してきた音楽監督パク・ソンイル、ハン・セムが参加。耳でも楽しめる音楽ドラマの完成度を高める。
豪華キャストが集結
主演を務めるのは、映画・ドラマ・バラエティで愛されるマルチエンターテイナー、チャ・テヒョン。『ムービング』以来2年ぶりの本格的なドラマ復帰となり、温かさと繊細さを兼ね備えた演技で物語を牽引する。
また、次世代スターとして注目を集めるイ・ジェインや、確かな演技力を誇るイム・セミが出演。さらに『ナインパズル』などで存在感を発揮したヒョン・ボンシク、演劇舞台から復帰するイ・ヨニも加わった。『財閥家の末息子』『涙の女王』などで幅広い役柄をこなすキム・ドヒョン、アイドルから女優に挑戦するMimiも話題を呼んでいる。
加えて、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『北極星』『コンフィデンスマンKR』で活躍したチュ・ジョンヒョク、唯一無二の存在感を誇るイェ・ジウォン、新鋭のアン・ジホ、そしてベテランのイム・ハリョン、イェ・スジョンらが揃い、幅広い世代のキャストが作品に厚みを加える。
グローバル展開も視野
本作はフジテレビとの共同制作を通じ、韓国をはじめアジア、北米、欧州などグローバル市場へのリメイクや配信展開を予定。韓国コンテンツ振興院「2025年OTT特化コンテンツ制作支援」事業にも選定され、安定した制作環境を確保した。
さらに、Netflix『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』『いつかの君に』を手がけたスタジオフローも参加し、完成度の高さに期待が寄せられる。
制作会社Big In Squareは昨年、ヘミングウェイ短編を6人の監督が解釈したオムニバス映画『ザ・キラーズ』を制作し、釜山国際映画祭、ニューヨークアジア映画祭、シッチェス映画祭などに招待され、企画力と作品性を評価された実績を持つ。
豪華キャストと制作陣が集結した『個人的なタクシー』は、2026年の大注目作として期待を集めており、今年9月から撮影を開始する予定だ。