昇進を望む女性部下の手を握り「キスしていい?」 韓国公務員に実刑判決、不送致を覆した決定打 | RBB TODAY
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昇進を望む女性部下の手を握り「キスしていい?」 韓国公務員に実刑判決、不送致を覆した決定打

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昇進を望む女性部下の手を握り「キスしていい?」 韓国公務員に実刑判決、不送致を覆した決定打
  • 昇進を望む女性部下の手を握り「キスしていい?」 韓国公務員に実刑判決、不送致を覆した決定打

酒席で部下にわいせつ行為をした50代の公務員に実刑判決が下された。

韓国・大田(テジョン)地裁天安(チョナン)支部は8月12日、強制わいせつの罪で起訴されたA被告に懲役6カ月を言い渡した。あわせて40時間の性暴力治療プログラム受講と、2年間の児童・青少年関連施設への就業制限も命じている。

政府傘下機関でチーム長を務めていたA被告は、2023年の飲み会で、部下のBさんの手をつかんで自分の太ももの上に置き、「キスしてもいいか」と尋ねるなどのわいせつ行為に及んだとされている。

Bさん側によると、当時A被告と昇進に関する話をしており、「私が知らないことがあれば教えてください。チーム長が助けてください」という趣旨の発言をしたところ、A被告が近づき耳元で「キスしてもいいですか?」と囁いたという。

さらに飲み会後、2人だけになった際も「信頼を見せてほしい。信頼を見せてくれないと私も全力を尽くせない」などと述べ、昇進を餌に身体的接触を求めたと主張している。

一度は不送致も実刑に

これに対しA被告は容疑を全面否認。当時の飲み会は、昇進から漏れて落ち込んでいたBさんらを励ますための席で、隣に座っていたBさんが突然自分の手を握ったため、励ましの意味で手の甲を1~2回軽く叩いただけと説明。また、キスの話を持ち出したこともないと主張した。

韓国警察
(撮影=スポーツソウル日本版編集部)韓国の警察車両

当初、事件を捜査した警察は証拠不十分として不送致と判断。「被害者の供述が具体性に欠け、向かい側に同僚が座っている状況で被疑者が手を握りキスを提案するのは経験則上不自然で、同僚たちも被害の場面を目撃していない」と説明した。

しかしBさん側は異議を申し立てた。事件直後、Bさんは夫に電話で飲み会での出来事を詳細に説明し、翌日には会社にも報告。その内容には、実際に経験しなければ語れない具体的な描写が含まれていたという。

異議申立てを受けて事件が検察に送致され、検察はBさんの供述に信ぴょう性があると判断しA被告を起訴した。

裁判所はA被告に懲役6カ月を言い渡し、その場で法廷拘束。「被害者の供述は事件の経緯や被害状況、被告人の行動について具体的で、主要部分において一貫している」とし、「事件直後の配偶者との通話内容にも“被告人にキスしようと言われた”との記載がある」と指摘した。

また、「向かい側にいた同僚が被告人の行為に気づかなかったとしても、手はテーブルの下にあり目撃が妨げられていた可能性がある」と説明し、「被告人は被害者の昇進意欲を悪用しており、罪質が悪く真摯な反省も見られない。被害者も厳罰を求めている」と量刑理由を述べた。

Bさんの代理人、法律事務所デリュンのユン・ダソム弁護士は「最高裁は性犯罪被害者の供述の信用性について、主要部分が一貫しており、経験則に照らして不合理や矛盾がなく、虚偽で被告人に不利益な供述をする動機がない場合は、安易に否定してはならないとしている。Bさんの供述は捜査過程を通じて重要部分が一致しており、当時昇進を目指していた状況で被告人に不利な発言をする理由もなかったため、起訴後に実刑判決を勝ち取ることができた」と説明した。

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《スポーツソウル日本版》
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