韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで、史上初めて姉妹選手が同じシーズンに優勝するという快挙が生まれた。
8月7日から10日にかけて、済州島(チェジュド)のサイプレスCCで行われた韓国女子ツアーの「第12回済州三多水(サムダス)マスターズ」では、コ・ジウォン(21)が通算21アンダーの「267」で優勝を果たした。
2位のノ・スンヒ(24)とは2打差、3位のユン・イナ(22)とは4打差での単独優勝。正規ツアー(1部)では出場61大会目にして初めての優勝で、プロ全体では2022年4月のジャンプツアー(3部)以来、約3年4カ月ぶりの戴冠となった。

「韓国のハワイ」とも呼ばれる済州島はコ・ジウォンの生まれ故郷。2014年の初開催から毎年済州島で行われている「済州三多水マスターズ」において、地元出身選手の優勝は2023年大会のイム・ジンヒ(27)以来2人目だ。
また、姉のコ・ジウ(22)が6月27~29日の「メッコール・モナ龍平オープンwith SBS Golf」で優勝していたことから、韓国女子ツアー史上初の同一シーズンにおける“姉妹優勝”という新記録も誕生した。

2023年に本格的な正規ツアー・デビューを果たしたコ・ジウォンだが、昨季を賞金ランキング89位で終えたことからシード権を喪失。今季は条件付きシードで開幕を迎え、正規ツアーでは前半戦17大会中9大会のみの出場にとどまっていた。
その間はドリームツアー(2部)にも出場していたなか、今回の「済州三多水マスターズ」は自身の正規ツアー後半戦初戦かつ今季10試合目の出場にして優勝。数少ないチャンスを逃さず、トロフィーとともに2027年までの正規ツアーシードを確保した。


韓国女子ツアーは次戦、来る8月14日から17日にかけて京畿道抱川市(キョンギド・ポチョンシ)のモンベルCCで「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」が行われる。