HIPHOPグループEPIK HIGH(エピックハイ)のTABLOが、自身を長年苦しめた“学歴詐称”疑惑について、その胸の内を語った。
EPIK HIGHは8月7日、公式YouTubeチャンネルでは、「YouTube仕事してる? ゴールドボタンはまだ?」というタイトルの動画が公開された。チャンネル登録者100万人を達成し、YouTube本社から金の盾を受け取ったメンバーたちは、宿泊先へと向かう前にメンバーのTABLOTABLOの母校であるスタンフォード大学を訪れた。
TABLO本人は「行かない方がいい」と渋っていたが、「行かなかったら後悔するでしょ?」というメンバーの言葉に押されて同行を決意。車中でも「本当に通ってたんだよ」「何回証明すればいいんだよ」と、複雑な胸の内をこぼしていた。

母校訪問の目的は、かつて世間を騒がせたTABLOの学歴詐称疑惑を完全に癒すためだった。TABLOは2010年、スタンフォード大学の学位取得に対する詐称疑惑が提起され、数多くの悪質コメントやデマがネット上で拡散。その後、裁判を経て、TABLOの学歴詐称は虚偽であることが証明された。
今回の訪問は、15年前に公開されたドキュメンタリー映像を2025年版として再現することで、その傷を乗り越えようというメンバーたちの粋な計らいだった。これを聞いたTABLOの不満も次第に和らぎ、母校に到着すると自然な足取りでメンバーを案内した。
一行は、かつて問題となった写真と同じ構図での撮影を敢行。DJ Tukutzは当時、TABLOが着ていた服まで用意するという入念な準備をしており、それを見たTABLOは「お前ほんとクズだな」「こんなに準備してるの初めて見た」と苦笑い。

校内で、満面の笑みを浮かべて写真を撮ったTABLOは、ついに当時の痛みを手放すような表情を見せた。撮影後、メンバーは互いに抱き合って励まし合い、TABLOも目に涙を浮かべていた。DJ Tukutzはその写真をスマホの着信画面に設定し、撮影場所をGoogleマップに登録しようと試みるなど、愉快な行動で場を和ませた。
その後、宿泊先へと戻った一行は、動画が急上昇1位となったことを喜んだ。TABLOは「1位とかビリとか、そんなのは重要じゃない。順位に関係なく、全力でやることが大事なんだ」と語り、満足げな表情を浮かべていた。