2025年の夏、韓国芸能界には多くの別れが訪れている。
7月から8月初旬までのわずか1カ月間に、歌手や俳優など、大衆から愛されてきた4人の芸能人がこの世を去った。
突然の訃報に、ファンだけでなく、芸能界の仲間たちも深い悲しみに包まれている。
女性デュオ「As One(アズワン)」のメンバー、イ・ミンさんが8月5日午後、自宅で死亡した状態で発見された。享年46歳。死因はまだ明らかにされていない。
今年6月まで新曲活動を続けていたイ・ミンさんの突然の訃報は、同じグループに所属するクリスタルにも大きな衝撃を与えた。クリスタルはアメリカ滞在中にこの知らせを受け、急ぎ帰国した。

ドラマや映画で印象深い演技を残してきた俳優ソン・ヨンギュさんは、8月4日、京畿道・龍仁(ヨンイン)市内の車内で死亡しているのが発見された。享年55歳。
最近、飲酒運転の容疑で捜査を受けており、出演中だったドラマや演劇からも降板していた。遺族や関係者たちは8月6日、出棺式で彼の最期を見送った。

1990年代にユーロテクノサウンドで人気を集めたグループ「E.O.S」のメンバー、カン・リンさん(本名カン・イング)は、7月31日、ソウル汝矣島のホテルで死亡しているのが発見された。享年58歳。
その訃報は8月3日に報じられ、警察は他殺の痕跡はないと発表した。故人は延世大学作曲科出身で、多くのバンドやアルバムのプロデュースに参加し、精力的に活動してきた。

また、女優カン・ソハさん(本名カン・イェウォン)は、胃がんとの闘病の末、7月14日に亡くなった。享年31歳。
さまざまなドラマに出演して将来を期待されていたカン・ソハさんには、SNSを通じて多くの追悼メッセージが寄せられた。「自分のカードでご飯をごちそうしてくれて、苦しみながらも『ありがとう』と言っていたお姉さん」——そんな妹の最後の言葉が、多くの人々の心を打った。

短期間に続いた芸能人たちの訃報は、大衆文化界にも少なからぬ衝撃を与えている。
彼らの中には、精神的苦痛や社会的圧力の中で人生を終えた者もいれば、病との闘いの末に旅立った者もいた。誰にも簡単に説明することのできない別れが相次ぐなか、ファンや関係者、そして一般の人々にまで悲しみが広がっている。
【相談窓口】
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