TOMORROW X TOGETHERのニューアルバムが、主要海外メディアから好評を博している。
7月21日にリリースされた4thフルアルバム『The Star Chapter:TOGETHER』は、心から互いに共感できるときにだけ可能な「名前を呼ぶ」という行為を通じて、お互いと世界を救う物語を描いている。
前作『The Star Chapter:SANCTUARY』に続く「星の章」チャプターの最終ページにあたる作品だ。完成度の高いストーリーと、それにふさわしい音楽、さらにメンバーのヨンジュンが制作に参加したタイトル曲のパフォーマンスが連日話題を集めている。

イギリスの音楽誌『NME』は「TOMORROW X TOGETHERはデビュー当時からあらゆるジャンルを自分たちのカラーでこなしてきた。今回のアルバムもその延長線上にある」と評価した。同誌は新作に収録されたメンバー別ソロ曲にも注目し、「メンバーはソロ曲でそれぞれの個性を表現した。アルバム名である『Together』の意味を個人の視点で再解釈した構成が印象的だ」と付け加えた。
アメリカの『V Magazine(VMAN)』は「TOMORROW X TOGETHERはデビュー以来、着実に進化してきた。飽和状態のK-POP市場においても、実験的でありながら真摯な音楽でグループのアイデンティティを守り続けている。今回のアルバムは過去を振り返ると同時に未来へ向けた新たな跳躍のように感じられる」と評した。
イギリスのポップカルチャー誌『Wonderland』はアルバムを「創作の頂点」と表現し、「『The Star Chapter』の最終ページをスタイリッシュに飾った」と述べた。同誌は「TOMORROW X TOGETHERほど多様性をうまく表現できるK-POPアーティストはいない。K-POPの音楽的・文化的進化を牽引する中心に彼らがいる」と絶賛。ソロ曲についても「メンバーは最高の実力を発揮した。軽快なHIPHOPから繊細で感性的なバラードまで、幅広い音楽的力量を披露した」と付け加えた。

タイトル曲『Beautiful Strangers』への評価も軒並み好評だ。アメリカ誌『The Hollywood Reporter』は「グループの代表曲リストに加わるべき楽曲」と評し、イギリスの『Clash』は「中毒性のあるメロディと荒々しいサウンドが調和し、独特の雰囲気を醸し出している」と伝えた。
『Clash』はまた、タイトル曲ミュージックビデオのストーリーにも注目。「ミュージックビデオはアルバムの物語を視覚的に表現した。『君』によって救われた過去の自分から、今度は『君』を救う存在へと進む内面的な変化と成長を芸術的に描いた」と分析した。
なお、TOMORROW X TOGETHERは4thフルアルバムでBillboardメインアルバムチャート「Billboard 200」(8月9日付)に3位を記録。イギリスのオフィシャルチャート(8月1日付)では「アルバムダウンロード」部門で39位に2週連続ランクインし、グローバル音楽市場で存在感を証明している。