ZEROBASEONEのジャン・ハオが、ソウルの象徴的な場所である南山(ナムサン)タワーの塔身(支柱)を飾った。
最近、中国人ファンの一人が、推しであるジャン・ハオの誕生日を記念するため、南山タワーを活用したイベントを行い、話題を集めた。
このファンは、韓国の音楽バラエティを基盤としたアイドル育成番組で初めてジャン・ハオを見てファンになったと語っている。今回の誕生日を特別な方法で祝いたいと考えた彼女は、グローバルファンダムサポートプラットフォーム「DAILYDUCK」を通じて献呈プロジェクトを企画したという。

DAILYDUCKは、ファンが地下鉄、電光掲示板、コーヒーカー、飛行機など、多様な空間を活用してアーティストを応援できるよう支援するグローバルファンダムサポートプラットフォームだ。
ソウルを代表するランドマークである南山タワーの塔身を媒体に選んだこのファンは、誕生日のお祝いメッセージと映像を盛り込んだコンテンツを制作し、誕生日当日の7月25日にソウルの夜景と共に放映した。これに合わせて直接韓国を訪れた彼女は、現地でその瞬間を見守り、より深い意味を添えたという。
このファンは「ソウルの夜景とともにアーティストの誕生日を祝えて本当に感動した。韓国を訪れて直接その場面を見ることができ、一生忘れられない思い出になった」と語った。
今回のプロジェクトは、単なるファン活動を超え、実際の訪韓や現地消費へとつながった点で注目を集めた。ソウルの代表的な観光地である南山タワーのような象徴的な都市空間とファン文化が結びつくことで、都市空間が新たなグローバルコンテンツ消費の舞台となる可能性を示している。
DAILYDUCKの関係者は「最近『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』で南山タワーがソウルを代表する象徴的な場所として描かれたが、同じ場所でファンの真心を込めた献呈映像が放映された点は非常に意義深いプロジェクトだった」とし、「世界中のファンの情熱がますます多様で創造的な方法で表現されるなか、DAILYDUCKもグローバルファンとKカルチャーをつなぐ文化的な架け橋としての役割をさらに強化していきたい」と述べた。
◇ジャン・ハオ プロフィール
2000年7月25日生まれ。本名同じ。2023年に放送された韓国のオーディション番組『BOYS PLANET』経てZEROBASEONEのメンバーとなった。中国出身で、韓国のオーディション番組史上初めて1位を獲得した外国人メンバーとして一躍有名に。中国の名門大学として知られる中国地質大学に入学後、方向性の違いを感じ自主退学。その後、教育大学の音楽教育科に主席で入学し、在学中には教員免許も取得している。大学院への進学を準備していた時期に、SNSで公開したダンス動画がスカウトの目に留まったことが芸能界入りのきっかけ。