「韓国広報専門家」を自称する大学教授が、“旭日旗”を連想されるSNS投稿をした欧州サッカーチームに怒りを示した。
誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は7月3日、「訪韓を控えたイングランドのプロサッカーチーム、ニューカッスル・ユナイテッドが、新シーズンのユニホームを公開する映像に旭日旗が連想されるシーンを含めたことについて謝罪した」と伝えた。
ソ教授によると、ニューカッスルは2日に公式SNSを通じて「2025-2026シーズンの3rdユニホームを公開した映像に、意図せず不快感を与えるシーンが含まれた。お詫び申し上げる」とし、問題のシーンを削除したことを伝えたという。
修正前の映像には、2人のニューカッスルファンが旭日旗と似た模様の旗を手に笑い合うシーンが登場していたとし、「ネットユーザーの間で議論になった」と主張した。
また、「ニューカッスルは今月末にアジアツアーのため韓国とシンガポールへの訪問を控えている。旭日旗を連想させるシーンはさらに非難を浴びるに値する」と強く訴えた。

実際、ニューカッスルはプレシーズンツアーの一環として、7月27日にシンガポールでアーセナルと対戦。その後は韓国へ向かい、7月30日に水原ワールドカップ競技場でチームKリーグ(Kリーグ選抜)、8月3日にソウルワールドカップ競技場でトッテナムとも対戦する予定だ。
そんななか、ニューカッスルが公開した映像内の“旭日旗”模様に、ソ教授は怒りを表したわけだ。「旭日旗はかつて日本が太平洋戦争をはじめとするアジア各国を侵略する際に前面に掲げた旗で、日本の軍国主義と帝国主義を象徴する」と同教授は言う。
そのうえで、「ニューカッスルの素早い措置を歓迎する。今回の件は今後、欧州のサッカーリーグで使用される旭日旗模様をなくすうえで良い先例として使用する予定だ」と、ニューカッスルの対応を評価した。

「これまで欧州4大サッカーリーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア)で旭日旗が登場するたびに、全チームを対象に抗議メールを着実に送ってきた」というソ教授。「何より、ワールドカップで登場した旭日旗の模様も、国際サッカー連盟に抗議して撤去させる成果も多かった」と伝える。
そして最後、「今後も欧州サッカーリーグで使用される旭日旗をなくすため、最善を尽くしたいと思う」と意気込みを語っていた。