15日放送の『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)にて、タレントのスザンヌが熊本での旅館経営について語った。
この日は『芸能界からまさかの転身SP』というテーマでスザンヌがゲスト出演。2015年に離婚し地元・熊本へ移住したスザンヌは、昨年、熊本で70年愛された老舗旅館を2400万円で購入した。所有していた東京の持ち家を7500万円で売却し、約5000万円を手にしたものの、購入した老舗旅館は建物の老朽化が激しく、そのままの状態での営業は困難だったという。
スザンヌが修繕費について「見積もりを出したら2億円だった」と明かすと、スタジオのななにーメンバーは驚愕。キャイ~ンの天野ひろゆきも思わず「買う前に調べなかったの?」とツッコミを入れた。するとスザンヌは「なんでこんなにいい建物なのに売れていないんだろうと思っていたんですけど、めっけもんだと興奮してしまって…」と当時を振り返った。
2024年12月に旅館をオープンさせたものの、「(一度に)2億円(の支払い)は無理だったので、開かずの間もあります。やれる範囲で営業しています」と語り、スザンヌの経営する『KAWAXHI BASE -龍栄荘-』に潜入。リフォームの全貌も明らかになった。

スザンヌは「老朽化はしていると思ったけれど、詳しくなくて。シロアリが柱にいるとは思わなかったし、建て替えた方がいいとも言われました。でも、龍栄荘の建物や歴史を残してほしいという地元の方の思いもあって…工事費もかかるし、どうしようって悩みました」とコメント。旅館の購入費を含め、総額約1億5000万円がかかったそうで、その費用はなんとスザンヌの「ヘキサゴン時代の貯金」から支払われたという。
「借り入れした方がいいって後から聞いたんですけど、そのときはそういう知識もなくて」とあっけらかんと話すスザンヌに、同じくゲストの入江慎也が「後から聞くの多くないですか!」とツッコミを入れる場面も。しかし、スザンヌは「人に相談すると止められそうだったので、誰にも相談しませんでした。今はスッカラカンですけど、貯金でまかないました。自分の計画では15年で元が取れるかなという事業計画です」と語った。
それを聞いた草彅は「おバカタレントだったスザンヌさんは、おバカじゃなかった。一番倹約家で、ちゃんと貯金もしていたし」と感心していた。

番組ではさらに、恋愛や再婚についても話が及び、「今のところ、今世の人生はこのままでいいかなと思ってます。将来、龍栄荘を一緒にやってくれる人が現れたら、また違う考えになるかもしれないです」と現在の心境を語ったスザンヌ。それに対し、EXITの兼近が「じゃあ、俺の1億で開かずの間、開けましょうか?」とノリノリでコメント。続けて香取が「じゃあ俺の10億円で…」と冗談交じりに語ると、スタジオは大盛り上がりとなった。