俳優のナムグン・ミンが、無名時代の“衝撃体験”を明かし話題を呼んでいる。
6月8日、歌手チョン・ジェヒョンのYouTubeチャンネル「妖精ジェヒョン」に出演したナムグン・ミン。公開された動画の中で彼は、「2000年代初頭の撮影現場では、罵声が飛び交っていた」と振り返り、「親しい間柄でも言えないような暴言を、監督が女優に向かって平然と浴びせていた。まったく理不尽な時代だった」と語った。
続けて「当時、僕の名前は“クソ野郎”だった」と明かし、「僕がターゲットにされた理由は、監督に何を言われても“はい!分かりました!”としか返さなかったからだと思う。本当は辛かったけど、逆らったり反論したりせず、ずっと従っていた」と説明した。

そして、不当な暴言に耐え続けた理由については、「演技が本当に好きだったから」と語る。「やっとの思いでこの仕事に就けたから、もし不快な態度を見せてチャンスを失ったらと思うと怖かった。それだけ僕にとって演技は大切だった」と、俳優業への熱い思いをのぞかせた。
◇ナムグン・ミン プロフィール
1978年3月12日生まれ。1999年のドラマ『君の夢を広げろ』(原題)でデビュー。デビュー初期はペ・ヨンジュンに似ていることから、“リトル・ペ・ヨンジュン”と呼ばれたことも。優れた演技力とビジュアルで俳優として頭角を現し、2017年に主演したドラマ『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』がヒットして人気俳優に。2020年にドラマ『ストーブリーグ』の好演が認められてSBS演技大賞で大賞を受賞。翌2021年には『黒い太陽~コードネーム:アムネシア~』でMBC演技大賞の大賞を受賞し、名実共に韓国のトップ俳優となった。