2026年度後期に放送されるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』の制作と主演が発表された。

第115作目となる連続テレビ小説は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした物語。好奇心旺盛で即行動するパワフルでチャーミングな小説家が、小説を書くという幼き日の夢を諦めず、故郷の山口・岩国を飛び出し、魅力的な人々との出会いを通じて夢を手繰り寄せていくというストーリーだ。
主人公の葉野珠(はの・たま)役には、石橋静河が抜擢された。連続テレビ小説への出演は、2018年の『半分、青い。』以来二回目となる。

脚本を手掛ける櫻井剛は、「くれぐれも『ブラッサム』です。ブ『ロ』ッサムではなく、『ラ』です『ラ』。さぁ声に出してみましょう。『ブラッサム』…ほら、花咲く感じがしませんか?作家・宇野千代さんは、小説家、着物デザイナー、雑誌の編集と、さまざまな花を咲かせた人物。宇野さんをモデルにした本作の主人公・葉野珠もまた、たくさん書いて書いて働いて、そして華やかに恋もして、色とりどりの花を咲かせてくれると思います。人生の喜びも痛みも、その全部を養分にして珠がどんな花を咲かせるのか、みなさん是非お楽しみにして下さい」とコメントしている。
■石橋静河(主人公・葉野珠役)プロフィール
1994年生まれ。東京都出身。2015年に俳優デビュー。2017年に初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でブルーリボン賞ほか多数の新人賞受賞。以降、『東京ラブストーリー』(フジテレビ)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)などの話題作に抜擢される。近年では、『前科者』、『DEATH DAYS』、KAAT『近松心中物語』など、舞台や映画でも幅広く活躍。昨年のドラマ10「燕は戻ってこない」(NHK)では、生活苦から代理出産を引き受ける主人公を演じ、東京ドラマアウォード2024で主演女優賞を受賞。