パク・ボヨン主演の新ドラマ『未知のソウル』(原題)で脚本を手掛けた作家のイ・ガン氏が、執筆の裏話を明かし、作品への関心が高まっている。
5月24日午後9時20分より放送スタートの新ドラマ『未知のソウル』(tvN)は、顔を除き全てが異なる双子の姉妹が人生を交換する嘘をきっかけに、本当の愛と人生を見つけていくロマンティック成長ドラマである。
ドラマ『五月の青春』(原題)で、時代の痛みの中で揺れ動く若者たちの青春を感動的に描いた作家のイ・ガン氏が、約4年ぶりに脚本を担当する新作として期待が高まっている。イ・ガン氏は「早く視聴者に届けたいという気持ちで、手紙のように日記のように書き続けてきた『未知のソウル』がいよいよ放送を控えています」と期待と喜びを語った。

『未知のソウル』について、「一見、何も問題がなさそうに見えても、内面は揺らぎ、疲れている人々の物語を書きたかった」と語るイ・ガン氏は、「自分とそっくりな双子が代わってくれたらと想像していたときに、ふとその双子の人生は本当に自分の人生より平穏なのかという疑問が浮かび上がりました」と、双子の姉妹が人生を入れ替えるという着想に至った背景を明かした。
さらに、「誰もが自分の人生が一番大変だと思っているけれど、実はそれぞれが自分なりの戦いをしているのではないかという思いから、この物語を書き始めました」と語り、「他人にも言わないような言葉や思考で自分を責めてしまう自己嫌悪は、私にとって長年の敵であり、いまだに解けない課題のような存在です。この物語を通して、主人公たちも、視聴者の皆さんにも、自分に少しだけでも寛大になってくれたらという願いを込めて執筆しました」と付け加えた。
その中で、物語の主要な舞台となるソウルとドゥソンリについて、「無機質な都市(ソウル)とのどかな田舎(ドゥソンリ)という単純な二元論ではなく、それぞれの人物の心の中にある異なる顔を描きたかった。ドラマの中のソウルとドゥソンリは、主人公のユ・ミジとユ・ミレの視点を通して描かれる予定です」と説明した。
なお『未知のソウル』は、パク・ボヨンがユ・ミジとユ・ミレ役として1人4役に挑戦する点や、パク・ジニョン(イ・ホス役)、リュ・ギョンス(ハン・セジン役)というフレッシュなキャスティングでも話題を呼んでいる。これについてイ・ガン氏は「キャスティングの知らせを聞いたときもとても嬉しかったですが、実際に俳優たちに会ったときは、まるで作品のキャラクターが現実に現れたように感じ、不思議でワクワクしました」と喜びを語った。
また、「撮影現場や映像で俳優の皆さんが息を吹き込んだキャラクターを見るたびに、脚本に書いた以上に生き生きと明確な存在として感じられ、作家の私よりも俳優のほうが登場人物をよく理解しているのではと感激しました。3人の俳優が作り出した、それぞれ異なる形の愛らしさは、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけると思います」と、さらなる期待を高めた。
『未知のソウル』は、年齢や立場に関係なく、まだ成長途中の全ての人に向けた、イ・ガン氏ならではの温かな励ましのメッセージとなることが期待されている。
全ての人々の疲れた心に、ささやかな癒しが届けられることを願う、そんなイ・ガン氏の優しさと真心によって描かれるtvNの新ドラマ『未知のソウル』は、5月24日午後9時20分より放送予定だ。
(記事提供=OSEN)