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【QS世界大学ランキング研究分野別】ハーバードが14科目トップ、日本の大学は43%が順位下げる

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QS World University Rankings by Subject2023
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 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は2023年3月23日、研究分野別のQS世界大学ランキング(第13版)を発表した。米国の大学は32科目で1位。このうち、14科目はハーバード大学が獲得した。

 QS World University Rankings by Subjectは、2011年から毎年発行。入学希望者が選択した研究分野で主要となる大学を特定できるようにすることを目的に、幅広い学問分野で世界のトップパフォーマンスを誇る大学をランキングしている。第13版では、93の国と地域の1,594校の大学生が受講した1万5,700以上の個別科目について、独自の比較分析に基づき調査。新たに加わった「データサイエンス」「マーケティング」「美術史」の3分野を含む54分野の上位大学を発表した。

 トップ10に入った科目の数は、米国が256科目でもっとも多く、英国145科目、スイス32科目が続いた。中でも、米国の大学は32科目で1位を獲得し、このうち「ハーバード大学」が14科目、「マサチューセッツ工科大学(MIT)」が11科目でトップとなった。

 英国の大学は14科目で1位を獲得。「オックスフォード大学」の4科目がもっとも多く、「ケンブリッジ大学」「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)」「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」がそれぞれ2科目で1位となった。欧州大陸は、「チューリッヒ工科大学」が3科目でトップを獲得した。

 オーストラリアは、もっとも重要な複数の分野で世界第4位を取り、h指数からもっとも影響力のある研究拠点のトップ3にランクイン。カナダの「トロント大学」は、上位50位の科目が48科目と世界最多となった。この他、チリ大学はラテンアメリカで最高ランク(工学-鉱物・鉱業で8位)を達成。ブラジルは55科目が上位100位以内、メキシコは上位20位の科目が3つで地域最多となった。

 中国大陸は上位50位の科目の総数で5位。インドは全体的な実績が17%上昇した。一方、日本の大学は43%が順位を下げ、全体的な衰退が継続。順位が上昇した大学はわずか8%にとどまった。

ハーバード14科目トップ、日本の大学は43%が順位下げる…QS世界大学ランキング研究分野別

《川端珠紀》
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