【PICK UP】
7日に放送されたNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』では、俳人・夏井いつきの素顔と俳句作りの現場に密着した。同番組では、放送と同時進行で、視聴者から「番組を見ての一句」を募集。夏井がそれを選定し、番組アカウント内で表彰する企画が実施されている。
12日9時時点で、応募数は計518人から1,012句、Twitterでは198人から262句が集まっている。受付は14日23時までで、寄せられた俳句は全て夏井先生がチェック。優秀句を選定し、番組アカウントで表彰する。
夏井先生は、今回集まった句に対し、「講評コメント第1弾」を寄せている。今後、講評の第2弾、第3弾の講評が届く予定。番組は、NHKプラスにて14日23時14分まで配信中。
【夏井先生の講評コメント第1弾】
ご投句ありがとうございます。番組もみなさんの句も楽しませていただきました。まずは、よく番組みて、観察していただいた3句。
缶ビールぶしっ呪符めくロキソニンテープ 古瀬まさあき
<講評>
ビールを飲みながら番組を楽しんでもらったようですね。首の貼り薬によく眼をとめていただきましたね。いや、なんだか肩や首の凝りも辛くてね。そんな貼り薬を呪符とはおもしろいですね。確かに、おまじないのような気持ちもあるかな。
番組を見つつ食ってた蜜柑五個 千代之人
<講評>
こちらも番組を楽しんでもらいつつ、蜜柑五個がいいですね。番組に引き込まれて知らないうちに五個もねえ。蜜柑の国の愛媛の人間としては、ありがたいねえ。
雨漏りの跡よ溢るる小春日よ ひうま
<講評>
おお、実家の天井ね。そうそう、もうね、あちこちに雨漏りの跡、跡、跡。でも、そんな実家を壊す決心は確かに、小春の心持ちかもね。