『100日後に死ぬワニ』きっかけは友人の死……作者がラジオ番組で明かす | RBB TODAY
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『100日後に死ぬワニ』きっかけは友人の死……作者がラジオ番組で明かす

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 漫画『100日後に死ぬワニ』の作者でイラストレーターのきくちゆうき氏が、7日放送の『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)にゲスト出演。作品を考えたきっかけが友人の死だったことを明かした上、連載終了後にネットで炎上騒ぎとなったことについて「今も悲しい」と心境を語った。

 同作はきくち氏が2019年12月19日からツイッターとインスタグラムで毎日連載。「死まであと○○日」と読者にカウントダウン形式でワニの余命が宣告される中、ワニが仲間たちと何気ない日常を送っていく日々がつづられ、今年3月20日にワニが死ぬ最終回を迎えた。連載中からネット上で大きな話題となったが、終了直後に単行本化や映画化、グッズ販売などが相次ぎ発表されると、初めから大手広告代理店による仕掛けだったのではないかとのうわさが広がり、一転して炎上騒ぎとなった。

 きくち氏は「連載を始めて3日目ぐらいからいろんなところから話が来ちゃって、全部1人で対応していた。僕もうれしかったし、『お願いします』と言って。終わるまで待ってくださいと。それが積み重なっていった」と説明。「いろいろ決まっちゃって、僕にはどうにもできないパワーがあって…」と語った。

 結末については連載を始めたときから頭の中にあったといい、「僕の身近な友人に来年の映画を楽しみにしていて見られなかった人がいたから、自分も僕の死ぬときのことを考えていた」とした上、「みんな死ぬことは決定しているので、それを考えて一日一日を過ごせば、いろんな選択肢がある中で、これはこうしたらと決められると思った」と話した。

 連載中にはツイッターにスパム報告をして連載を中止させようとする動きもあった。きくち氏は「DMで、『おまえが死ね』みたいなめちゃくちゃ過激なメッセージも来た」と振り返った。

 きくち氏はまた、「昨年12月4日に箱根ヶ崎駅に打ち合わせに行ったのが、(ネットで)電通の研究所に行ったんだろうと拡散されてしまった。違うのに」と強調。実際にはジョイフル本田からライブペイントの依頼があってその打ち合わせに行ったのだという。
《角谷》
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