【対談】『THE AI 3rd』開幕直前!~AIバブルの次を知る~ 2ページ目 | RBB TODAY

【対談】『THE AI 3rd』開幕直前!~AIバブルの次を知る~

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■AIは全ての人に開放されOS化するかも



---小板 B向けは製造業という話が今、出てきましたけど、逆のC向けで何か面白いものはありますか?

---飯野 パッと思いつくのは、ネット上で恋人を探すサイトですね。マッチングや交際に至ったユーザーのデータをAIに学習させ、相性の良い要素を抽出しているそうです。どういう人とうまくいきそうかということをレコメンドしてくれるんですね。

---小板 それは今までと何が違うんでしょう。



---飯野 例えば、女性と知り合いたいなと思った時に、自分は25歳以上の人じゃないと嫌だと思っていたとしても、実は年齢は気にしてないぞっていうところが結果分かるかもしれません。基本的には自分でも分かっていない「本当はどこを重視してるのか」というが分かるイメージです。実は年齢より趣味の一致度の方が大事であったり、自分が知らないところを含めてサジェストしてくれるところは、今までと大きな違いだと思います。

---小板 面白いですね。ちょっと話は飛びますが、今サポート系であたかもサポートセンターと話をしているような「QA」というのが結構使われていますが、その部分ももっと変わっていったりしますか?

---飯野 今はうまくいって精度が8割から9割位だと思いますが、精度がどんどん上がってくるだろうなとは思っています。ただ、裏のロジックの話は長くなるのでしませんが、8割9割をどう見るかだと思うんですね。今まで人手でやってたものが8割9割が自動化できるっていうと、すごくよく聞こえるんですけど、QAの中身によっては2割間違えちゃいけないっていうケースが結構あると思うんですね。その精度を高めるために、先ほどおっしゃっていたような「データがどれだけあるか」がすごく大事になってくるのですが、データを貯めようと思っても、そんなに急に貯まらないジレンマもあります。

 今、研究として伸びているのは、少ないデータ数でいかに高い精度を出すかというのが出てきているので、今まで例えば1万のデータを貯めなきゃいけなかったのが5000でいける、1000でいけるという世界はできるのかなとは思っています。そこの研究の兼ね合いと、あとは残った2割をいかに精度よく当てられるか、みたいな軸に変わっていきそうな気はします。

---小板 例えば汎用的なデータモデルをベースにしたAIがAとして、そこにB、Cとあるパターンをくっつけていくとオリジナルの分析ができるようになるみたいな世界ですかね。

---飯野 あると思います。例えば画像認識みたいなところで、「犬と猫とハムスターを分けられます」というものを誰かが作ったとするじゃないですか。その後に、他の動物を入れたいってなった時に、1から作るのはやっぱり面倒くさいんですよ。なので、ある程度学習済みのモデルっていうんですけど、すでにあるものから拡張されて作るというのが、基本的に皆さんやっていらっしゃることかなと思います。

---小板 じゃあ、もう出ているんですか?

---飯野 出ていますね。今後もっと増えてくると思います。またそのデータセットが大事なので、データセットを売っていくというのは、他の国でもやっていることですし、日本でもどんどん出てくると思います。

---小板 そうすると何が起きるんですか?

---飯野 今、AIって限られた人しかできていないんですけど、データを貯めるところの大変さがなくなったり、他の文脈でAIとかディープラーニングとか、ITもそうなんですけど、ハードルがどんどん低くなっていますよね。となると、結構そこが全員に開放される状態になってくるんです。すると、いろいろな所にAIが加速的に入っていくような世界になります。その一方でオープン化できない、技術力やデータを持っている会社さんの価値がどんどん高まっていく形になりますね。
《RBB TODAY》

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