今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が最大3.6%上昇した地域も!『全国地震動予測地図』発表
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『全国地震動予測地図』は、2種類の指標で構成されているが、今回の更新のうち、特に注目したいのは様々な地震の発生と、それによる地震動の強さを確率論的に処理してまとめたハザードカーブに基づいて、各地点の地震動の強さ・期間・確率の関係情報を地図にまとめた「確率論的地震動予測地図」の更新だ。
今回の更新では、中国地域の活断層の長期評価が反映されたほか、地震発生確率の評価基準日が従来の2016年1月1日から、2017年1月1日に変更されている。2016年版からの確率の変化はごく軽微ではあるものの、山口県山陽小野田市内では、今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が、昨年版から3.6%も上昇した。評価基準が追加されたからとは言え、不安のある数値上昇であることに変わりはない。
わずかではあるものの、太平洋沖を中心に、その他の地域でも確率が上昇している。天災なので、いつ起こるということは断言できないが、今年発生しなければ来年、来年発生しなければ再来年という形で、確率はどんどん上昇していく。特に、南海トラフ地震の発生は確実視されているだけに、太平洋沖や、北海道東岸に居住する方々は、特に日頃からの備えを怠らないよう、注意されたい。なお、今回の発表数値や地図は、地震調査研究推進本部のウェブページから確認が可能。同ページ内では、防災・減災への知識なども公表されているので、参考にすると良いだろう。