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電動自転車を守るには監視カメラが必要!?/我が家を少しだけIoT化してみた【001】

IT・デジタル セキュリティ
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電動自転車を盗難被害から守りたいという思いから自宅に防犯カメラを設置することに(撮影:防犯システム取材班)
  • 電動自転車を盗難被害から守りたいという思いから自宅に防犯カメラを設置することに(撮影:防犯システム取材班)
  • セーフィー社の「Safie(セーフィー)」の中で屋外設置ができるモデルの「QBIC CLOUD CC-1」(撮影:防犯システム取材班)
  • 「スマ@ホーム」システムのカメラ群の屋外モデルである「KX-HC300S-H」(撮影:防犯システム取材班)
  • ネタトモ社の屋外用監視カメラ「Presence」(撮影:防犯システム取材班)
  • ネットギアの屋外設置にも対応したネットワークカメラ「Arlo」(撮影:防犯システム取材班)
  • 候補に挙げた屋外設置が可能な家庭用ネットワークカメラの仕様比較(撮影:防犯システム取材班)
 先日、妻が10万円くらいする電動自転車を購入した。熟考を重ねて、なるべく安いモノを選んだが、我が家にとっては大きな買い物である。

 しかし、保管してあるのは自宅に隣接した屋根なし車庫。防犯に関するWebメディアに携わる身としては、電動自転車がいかに窃盗団などに狙われやすいかということは、重々承知している。

●最低限の防犯対策だけでは心配…!?

 そこで妻には、備え付けのカギだけでなく、チェーンロックの装着と、毎回のバッテリーの取り外しが防犯上いかに大切かを説明して、実行してもらっていた。が、それでもやっぱり心配だった。

「この際、自宅に監視カメラを付けてみるのはありかも?」

 そんなワケで、これまで多種多様な監視カメラを取材してきた筆者が、自腹かつ自力で監視カメラを設置した顛末を「我が家を少しだけIoT化してみた」と題して、週1回の連載形式で全4回に渡ってご紹介していこうと思う。

●キーワードは簡単設置と遠隔視聴

 まずはじめたのは、設置する監視カメラ選び。求める条件をまとめていくと、下記のようになる。

・初期導入費3万円前後
・ランニングコスト0円
・工事不要の簡単設置
・屋外設置に対応
・スマホなどから遠隔視聴できる
・いざという時の証拠映像を押さえられる

 昨今では、ホームセキュリティ用途の監視カメラを様々なメーカーが出しており、防犯システムNAVIでも複数の製品を取り上げてきた。

 最初に思い浮かんだのが、セーフィー社の「Safie(セーフィー)」。屋外設置ができる「QBIC CLOUD CC-1」(エルモ社製)なら、IPX4の防水仕様で、400万画素、さらに赤外線ナイトビジョン付きで、Wi-Fi利用ができて、19,800円(税別)で買える。

 しかしネックになるのは、録画をしようと思った場合(ライブ視聴は無料)には、980円(税別/7日間録画)のランニングコストがかかる点。1日当たりは32円と受容できる金額ではあるものの、一旦保留。

 続いてが、昨今、テレビCMなどでもよく見かけるパナソニックの「スマ@ホーム」システムのカメラ群。屋外モデルの「KX-HJC100」と「KX-HC300S-H」は、前者がIP54、後者がIP44と屋外設置に理想的な防じん&防水性能を有している。

 ただ、撮像素子がCMOS 30万画素、出力映像がVGA/QVGAというのは、昨今の監視カメラ市場の高画質化のトレンドを知り、耳年増的な感覚を持つ筆者には物足りなさを感じてしまった。

 そしてお次は、フランスのネタトモ社の屋外用監視カメラ「Presence」。この製品は、実際に取材でデモを見た際に、顔認証機能をはじめとした、様々な検知設定や、防犯灯としての機能を有している点が魅力的に映った。また、フルハイビジョンに対応している点にも引かれた。さらに設置後は、ランニングコスト不要で運用できる点も魅力的で、現段階ではかなりの有力候補。

 そして最後が、アメリカのネットギアが手がける「Arlo」(販売は日本法人のネットギアジャパン)。こちらも取材でデモを見たことがあるが、ハイビジョン画質に屋外設置を想定したIP65の防じん・防水性能、さらにはランニングコストがかからずにクラウド録画できる点が魅力的だ。

●決め手は電源工事も不要な点!

 最初に候補から消えたのが、「Safie」。低価格設定とはいえ、ランニングコストがかかるのがその理由だ。

 続いて消えたのが、ネタトモの「Presence」。機能的にはとても魅力的に映ったが、我が家の場合、屋外に電源がない。つまり、カメラに給電するなら、屋外に電源を設置する必要あり、その場合には工事が必要になるのだ。自力でやろうにも私には電気工事士の資格がないので、プロに頼むしかない。それでは予算オーバーだ。

 そうなると、バッテリー駆動するパナソニックの「KX-HC300S-H」と、ネットギアの「Arlo」の二択になるが、最後は解像度が決定打となり、ネットギアの「Arlo」を買うことにした。

 ちなみに今回、家庭用の監視カメラを選んでみて分かったのは、メーカーが唱う“簡単設置”の定義の違い。一般的には「電源さえあれば」という前提条件が付いた“簡単設置”が多く、“電源配線も不要”となると、意外と少ない。特に屋外設置する場合には、電源配線を含め一切の配線を必要としないバッテリー駆動のカメラは、かなり魅力的に見えた。

 もちろん本格的に防犯カメラを設置したいという場合なら、設置業者などに頼めばコストはかかるものの、確実だ。今回は、あくまでも低コストかつ“自力”という縛りがある中でのチョイスだったので、こうしたセレクトとなったワケだ。

 次回は、13日月曜日に実際に取り付けた際の様子をレポートをお届けする。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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