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一括648円の「MONO」、ドコモ発の“格安スマホ”をレビュー

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背面にMONOのシリーズロゴを配置。ピカピカのフロント・リアガラスパネル仕様なので、ブラックモデルは特に指紋が付くとやや気になる
  • 背面にMONOのシリーズロゴを配置。ピカピカのフロント・リアガラスパネル仕様なので、ブラックモデルは特に指紋が付くとやや気になる
  • ドコモが2016年冬のラインナップとして発売する、お手頃価格のAndroidスマホ「MONO/MO-01J」
  • 本体リア側のメインカメラ。レンズユニットが小さく、全体のバランスに対してカメラの性能がやや弱いように感じる
  • 緩やかなラウンドフォルムに仕上げた側面をフラットな前後のパネルで挟み込んだデザイン
  • iPhoneシリーズのようにマナーモードに切り替えられるスイッチを側面に搭載した
  • SDカードスロットはSIMカードスロットと兼用
  • 本体のトップにイヤホンジャックを搭載した
  • 2016年のモデルから搭載が始まった「スグ電」機能にも対応する
 いくつかハイレゾ音源を聴いてみた。MONOにはオリジナルのプレーヤーアプリ「音楽」が入っていてまずますの使いやすさなのだが、ドコモ純正の「メディアプレーヤー」アプリの方が、楽曲がハイレゾのものかが見分けられるロゴが表示されたり、SNS連携が便利だったりもする。サウンドは中低域が充実しているので、ロックやポップス、EDM系の楽曲によくマッチした。全体のバランスが若干、中低域寄りなのでクラシックやジャズの女性ボーカルなどを聴くと高域の情報不足を感じてしまう。専用のアンプやDACを積んだ単体のポータブルオーディオプレーヤーに比べると、そこは多機能複合機であるスマホだから仕方のないところなのだが、音量が少し不足しがちなので、通勤電車の中などノイズに囲まれる場所では音楽が聴きづらく感じることもある。遮音性の高いカナル型イヤホンか、あるいはノイズキャンセリングヘッドホンなどを併用した方が、ハイレゾに限らず音楽再生全般が快適に楽しめると思う。

■バッテリーは確かにタフ

 バッテリーの容量は2,440mAh。このサイズのスマホにしては平均的な容量、あるいは少し少なめだが、独自に省電力設計をチューニングしたことで、普通に使って約3日間というバッテリーの長持ち性能を実現しているという。音楽や動画再生も含めて普通に使ってみると確かに2日から2日半前後は長時間充電しなくても大丈夫なほどのタフさが実感できた。USB端子はmicroUSBなので、一般的なデジタルデバイスと同じUSBケーブルをいまのところは共用できる。

 MVNOの格安スマホには興味はあるものの、操作に困ったときのサポートや故障した場合の不安を考えると、使い慣れたキャリアの格安なスマホを選びたいというドコモユーザーにとって、MONOなら色々なドコモのサービスを使い続けることができて、おサイフにもやさしいベストな選択肢だと思う。デザインの質感が高く、いろいろな機能がシンプルにまとまっている。唯一カメラ機能については筆者として不満が残ったところ。例えば夜景の撮影や、セルフィーでポートレートを頻繁に撮るという方の場合は他の製品もよく比べながら判断した方がよいと思う。またおサイフケータイや生体認証によるセキュリティ機能は搭載していないので、すでにスマホを使い慣れている方が乗り換える先のスマホとしては物足りなく感じてしまうかもしれない。とはいえ、MONOは発売後も注目を集めるスマホになることは間違いなさそうだ。

協力:NTTドコモ
《山本 敦》
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