iPhone対抗のダークホースになるか!? ソニー「Xperia X Compact」を速報レビュー 2ページ目 | RBB TODAY
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iPhone対抗のダークホースになるか!? ソニー「Xperia X Compact」を速報レビュー

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コンパクトなXperiaを期待していたユーザーのために、今回も無事ドコモから登場した「Xperia X Compact」
  • コンパクトなXperiaを期待していたユーザーのために、今回も無事ドコモから登場した「Xperia X Compact」
  • 約4.6インチのX Compact。約5.2インチのXZとサイズを比べてみる
  • 曲線を活かした「ループデザイン」を採用。USB Type-C端子を搭載している
  • メインカメラの隣にはLEDライトのほか、2つの新しいセンサーを搭載した
  • 側面の電源ボタンは指紋センサーを内蔵する
  • バックパネルは4回の多層コーティング塗装を施して陶器のような光沢感を持たせた
  • Xperiaはイヤホン端子も搭載。使い慣れたイヤホンで快適に音楽が聴ける
  • iPhone 7とサイズを比較
 内蔵カメラはメイン側のイメージセンサーの有効画素数が23MP。従来からのCMOSイメージセンサーに、AF精度を高める「レーザーAFセンサー」、色再現性を向上させる「RGBC-IRセンサー」を上位機のXZと同様に採用した。このあたりの効果については、先に掲載されているXperia XZの速報レビューをご覧いただきたい。フロント側のカメラは、XZの13.2MPに対して、X Compactは5.1MPと有効画素数のスペックが若干劣るが、片手持ちで軽快にセルフィが撮れるメリットはコンパクト機ならではと感じる。

■約4.7インチの「iPhone 7」と約4.6インチの「Xperia X Compact」

 昨年はスマホの本体サイズの流行が5インチ超、果ては6インチに迫る“ファブレット”にシフトしつつあったが、今年は格安スマホがブレイクしたこともあり、やや落ち着いた感もある。特に夏に発売された「Xperia X Performance」は約5.0インチで、女性にも片手持ちで操作しやすいサイズ感を意識したことがヒットにつながった。そして4インチ台後半の人気のスマホと言えばアップルのiPhone 7だ。Xperia X CompactをiPhone 7と比べてみたときに、使いやすいスマホなのかいくつかのポイントを検証してみよう。

 まずはサイズ感。画面のサイズは約0.1インチだけの違いだが、本体の外形寸法が大きく違う。X Compactのサイズが約65W×129H×9.5Dmm、質量は約135gであるのに対して、iPhone 7は約67.1W×138.3H×7.1Dmm、質量は約138gである。横幅はほぼ一緒だが、縦はiPhone 7の方が大幅に大きい。ボトムのベゼルの高さはほぼ一緒だが、トップのベゼル幅が高い。本体の厚みは圧倒的にiPhone 7の方が薄いので、X Compactの方がややずんぐりむっくりとした感じに見えるのだが、シェイクハンドスタイルで握って構えたときの、X Compactの収まり具合は非常に心地よい。iPhone 7も悪くないのだが、厚みがある分、X Compactの方がより安定するのだ。

 指紋センサーの位置はiPhone 7がフロントボトムのホームボタン、X Compactが右側面の電源ボタンになる。X Compactは片手で握ったときに、中指で解除するとスムーズに操作できる。Xperia Z5世代の指紋センサーは誤作動が多く解除にもたつくことがあったが、Xperia X世代からiPhoneに負けないほど反応が良くなっている。

■気になるカメラ性能は?

 カメラ機能については今回使用したXperia X Compactが試作機だったため、詳細な画質のチェックは行っていないが、もともとの明るく高精細な写真が撮れる高い基本性能に加え、設定できる項目が増えたマニュアル機能、正確な色味の再現と素速く正確なオートフォーカスなど、初心者から、スマホのカメラで割とこだわりを効かせた写真を撮りたい方にもおすすめできる出来映えだ。

 本体がコンパクトで軽いので、ジャケットやコートのポケットからサッと取り出して写真が撮れる軽快さがいい。動画撮影はiPhone 7のように4K対応ではなくフルHDまでになるが、手ブレを抑えた安定した動画撮影が行えるのが特徴だ。
《山本 敦》
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