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『爆報!THE フライデー』、故小林まさひろさんの余命3ヵ月に密着

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『爆報!THE フライデー』、故小林まさひろさんの余命3ヵ月に密着
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 19日の「爆報!THE フライデー」(TBS)では元「ザ・ハンダース」故 小林まさひろさんの終活に密着した。

 70年代、ものまねアイドルグループ「ザ・ハンダース」の一員として清水アキラやあご勇らと活動し、俳優としても活躍した小林まさひろさん。芸能界を引退し、板前としてフグ料理店を経営していた小林さんに、昨年、突然「余命3か月」が宣告された。末期の大腸がんだった。

 番組は、突然に目の前に突きつけられた死を目前にし自ら終活を始めた小林さんに密着。「何年、何十年経っても、俺のことをちょっとでもいいから何かの時に思い出して欲しい。それが自分で作る終活」と語った小林さん。終活の一つとして、友達を訪ね、思い出を積み重ねていった小林さんが、最も会いたかったのは「ザ・ハンダース」で苦楽を共にした40年来の親友清水アキラだった。小林さんは柔らかく微笑みながら清水に「早めに遠い世界行っちゃうかもわかんない。アキラがずっと輝いてて、リーダーをやったおかげで、40年経ってもハンダースを知ってる人は知ってるし、有名だし。本当にありがとう」と感謝を伝えた。その言葉を聞いている清水の切ない、やるせない表情がとても印象的だった。

 6月22日、小林さんは62歳で亡くなった。番組は葬儀の様子も放送。遺影の小林さんは穏やかに微笑む葬儀・告別式の中で、小林さん自ら作成したDVDが披露された。「私が生まれて昨日までいろんな写真を編集してきました。是非ともご覧ください」という小林さんのメッセージで始まったDVDには幼少期から亡くなるまでの写真の数々の中には小林さんの確かな足跡と、愛する家族や周りの人々への感謝が溢れていた。

 亡くなった日に小林さんのブログを更新したのは愛息子 弘樹さん。終活の一環として、「生前、父からは『おれに何かあったら、最後のブログの更新を頼む』と言われていました。」と父との約束を果たした。「病気と向き合う辛い時間を忘れられる楽しみを、皆さまに作っていただき、本当に感謝をしています。ありがとうございました。」と綴られた、亡き父の言葉を伝えたかのようなブログだった。

 自然に涙が頬を伝い、死と真剣に向き合う小林さんの強さに心が震えた。そして終活とは何なのか、深く考えさせられる放送だった。
《築島 渉》
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