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【現場レポート】都心の駐車場不足を解消し防犯効果にも期待!ドコモのスマートパーキング

IT・デジタル セキュリティ
本システムを開発した、NTTドコモ イノベーション統括部 企業連携担当のメンバー(撮影:防犯システム取材班)
  • 本システムを開発した、NTTドコモ イノベーション統括部 企業連携担当のメンバー(撮影:防犯システム取材班)
  • 車の入出庫を感知する「スマートパーキングセンサー」。アンカーで砂利でもコンクリートでも固定可能(撮影:防犯システム取材班)
  • 通信モジュールを搭載したゲートウェイ。大きさは内部のバッテリー次第だが、基本は小型サイズ(撮影:防犯システム取材班)
  • センサーを設置した駐車スペースに車を入庫するところ。入出庫をリアルタイムで把握できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 入庫したあとはスマホのアプリでチェックインを行う。予約した場所で間違いないか確認できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 精算は出庫すると自動で行われる。クレジットカード以外の精算方法も検討中とのこと(撮影:防犯システム取材班)
  • ドライバーはスマホで空いている駐車場を探すことができる。マップ表示及びリスト表示が可能(撮影:防犯システム取材班)
  • このようにセンサーに何かが乗っていても、自動車ではない異物として識別し、アラートで報知する(撮影:防犯システム取材班)
 コインパーキングでは不正利用対策も重要な課題となるが、同システムの場合スマートフォンと紐付けたシステムなのでそもそも不正がしにくくなっており、予約していないドライバーが勝手に駐車した場合も管理者側がリアルタイムで把握できるので即座に対処が可能だ。

 また、小規模なスペースや空き地の一時的な利活用などに加え、車を使わなくなった高齢者宅の空きガレージを活用するなどの運用も考えているという。人の出入りが生まれることで、防犯対策としての効果も期待できるとのこと。精算機が不要のシステムなので、精算機の現金を狙った窃盗犯のターゲットになる恐れも減らすことができる。

 今後の予定として、まずは同システムとプレステージ・インターナショナル及びプレミアモバイルソリューションが運営する保守・運用サービスと組み合わせて、コインパーク及びシェアリングサービスの一部駐車場にて、6月13日から2017年3月31日まで実証実験を行い、センサー及びシステムの実用性や信頼性のより深く検証していく。

●10月からは一般利用者向けに試験運用も開始!

 そして2016年10月からは、シェアリングサービスの駐車場予約サービス「トメレタ」のサイト及びアプリから予約をすることで、実際にドライバー向けに同システムを試験的に提供する予定。ドライバー向けのサービス提供実験は場合によっては前倒しになる可能性もあるという。

 将来的には、バイクなど二輪用のコインパーキングにおける導入や、近い未来の実用化が期待される自動運転との連動も視野に入れているという。例えばカーシェアリングで使用する車が近くの駐車場からユーザーの元に向かい、利用後は好きな場所で車を降りると、再び自動運転で最寄の駐車場へ向かうといった形が考えられるそうだ。
《防犯システム取材班/鷹野弘》
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