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監視カメラ映像から人の感情を可視化して不審者を検知！ ALSOKが新技術を初公開

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感情可視化技術のデモ展示の様子。興奮状態や緊張状態、攻撃的になっている人物を監視カメラの映像から検出し、犯罪やテロ行為が発生する前の段階で不審人物を見極めることができる（撮影：防犯システム取材班）
  • 感情可視化技術のデモ展示の様子。興奮状態や緊張状態、攻撃的になっている人物を監視カメラの映像から検出し、犯罪やテロ行為が発生する前の段階で不審人物を見極めることができる（撮影：防犯システム取材班）
  • 感情可視化技術の原理。人間が発している微動作（振動）をとらえ、パラメーター化して、撮影した人物が今どのような心理状態にあるのかを把握することができるのだ（画像はプレスリリースより）
  • 感情可視化技術の運用イメージ。手荷物検査時に使うことで会場内に入る前の段階で不審者な人物を検出して、安全の確認などを行うことができる画像はプレスリリースより）
  • 顔認証技術を使って、あらかじめ登録されていた要注意人物を検出した際のイメージ画像。警備員が装着しているウェアラブルカメラの映像からでも検出することができる（撮影：防犯システム取材班）
  • 「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント（R）」の構成イメージ。ドローン、ウェアラブルカメラ、警備ロボットなどの様々な映像をセンターで集約して、現場の警備員へ共有することができる（画像はプレスリリースより）
  • 「ALSOKハイパーセキュリティガード（R）」のイメージ例。タフスマホ、ウェアラブルカメラなどを装備しており、警備員の視点とIT機器を組み合わせた効果的な警備を実現する（画像はプレスリリースより）
　ALSOKは、8日から東京ビッグサイトで開催されている「SECURITY SHOW 2016」にて、「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント（R）」にテロや犯罪を未然に防ぐための対応策として新たに加わった“人の感情を可視化する技術”を活用した不審者検出のデモンストレーションで初公開した。

　導入の背景には、昨今の国際情勢の変化に伴ってテロの脅威が高まっていることがあり、今後日本で開催が予定されているオリンピックなどの大規模イベントでのテロ対策や事件・事故の予兆の把握、未然防止と被害の拡大防止を目的としている。

　今回のデモンストレーションで初公開された技術は、感情の高ぶりや、抑圧状態の時に生じる人間の微動作（振動）を可視化し、その振れ幅や振れる周期を元にパラメーター化することで、監視カメラに映った人物が今どんな心理状態にあるのかを把握できるという。

　例えば大規模イベントの手荷物検査時にこの技術を利用すれば、会場内に禁止物・危険物の持ち込みを行おうしている人物や何らかの悪事を企てている人物を早い段階で検出することも可能だ。

　この新技術の発表に合わせて、ALSOKは、NECと協業していくことをプレスリリースにて発表。本技術もそうしたICTと警備サービスを組み合わせた次世代の警備スタイルの提案に向けた取り組みの一環だと位置付けられている。
《防犯システム取材班／小菅篤》
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