焼却炉内の設備点検や事故防止を可能にする赤外線サーモカメラ | RBB TODAY
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焼却炉内の設備点検や事故防止を可能にする赤外線サーモカメラ

エンタープライズ ハードウェア
同製品を使って燃えさかる焼却炉内を撮影したイメージ。炉内の火炎の影響を受けない映像監視&診断が可能になる(画像はプレスリリースより)
  • 同製品を使って燃えさかる焼却炉内を撮影したイメージ。炉内の火炎の影響を受けない映像監視&診断が可能になる(画像はプレスリリースより)
  • 一般的なサーモグラフィ(左)と同製品(右)の撮影映像の違い。診断時などに邪魔になる火炎を除去した映像が得られる(画像はプレスリリースより)
  • 折りたたみ式防護シールドを標準装備する。同等の技術を使った製品よりも低価格化を実現(画像はプレスリリースより)
  • 特注対応となるが、約100度の広角撮影を可能にする炉内挿入型リレーレンズも用意されている(画像はプレスリリースより)
 日本アビオニクスは5日、小型・軽量で炎越しの計測を可能にする赤外線サーモカメラ「インフレック R300BP-TF」を3月上旬から発売することを発表した。

 焼却炉内の設備診断などで、炎越しの熱画像を撮影することを可能としている。国産の非冷却型センサを搭載しており、従来の冷却型センサ搭載モデルと比較して大幅な低価格化とメンテナンスフリーを実現。通常、非冷却型センサでは測定波の波長の都合、火炎や炭酸ガス等が写し出されてしまうが、光学系を改良して3.8μm近辺の波長帯の赤外線を検出することで、火炎を除去した撮影を可能とした。

 これにより、炉内のパイプや壁面の状況を確認しやすくなるため、設備診断や、灰かすを原因とした事故の防止などが可能になる。本体重量は約1.5Kgと軽量。価格は6,500,000円となっている。なお、燃焼ガスの種類によってはうまく火炎が除去されないこともあるため、同社では事前にデモ機による実測を推奨している。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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