【ショールーム探訪#006】女性向けに“防犯”を配慮した賃貸住宅……大和ハウス | RBB TODAY
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【ショールーム探訪#006】女性向けに“防犯”を配慮した賃貸住宅……大和ハウス

ブロードバンド セキュリティ
「D-roomプラザ館 夢」内にある「SW仕様(女性向け防犯配慮仕様)」のショールームスペース。女性が安心して暮らせる防犯への配慮と利便性や快適さを追求しているのが「SW」の特徴となる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「D-roomプラザ館 夢」内にある「SW仕様(女性向け防犯配慮仕様)」のショールームスペース。女性が安心して暮らせる防犯への配慮と利便性や快適さを追求しているのが「SW」の特徴となる(撮影:防犯システム取材班)
  • アラフォー女性ライター市川女史(左)と今回のモデルをつとめたやながわみほさん(右)の両名。今回は女性の視点から大和ハウスの「SW仕様(女性向け防犯配慮仕様)」のショールームを紹介する(撮影:防犯システム取材班)
  • SW仕様で使われている玄関扉の一例。最終的には賃貸物件のオーナーが選択することになるが、ピッキング対策や侵入盗対策がなされた扉やカギなどが使われる(撮影:防犯システム取材班)
  • 玄関扉に採光用に付けられているはめごろしのガラス部分も防犯合わせガラスが採用されている。目立たない部分だが防犯には欠かせない配慮(撮影:防犯システム取材班)
  • 防犯合わせガラスと通常のガラスの強度の違いを体験できるコーナーも設置されていた(撮影:防犯システム取材班)
  • ハンマーを使って防犯合わせガラスを割ろうと試みたが、結果はご覧の通りヒビが入るだけ(撮影:防犯システム取材班)
  • ホームセキュリティサービスは標準仕様であり、部屋の中の窓には、開閉&破壊センサーが付く。もしもの時には警備会社へ通報されるので安心だ(撮影:防犯システム取材班)
  • 「SW仕様」の賃貸物件では、1階部分の窓ガラスは防犯合わせガラスが標準仕様となっている。ガラスを割られて侵入されるといったリスクを大幅に低減してくる(撮影:防犯システム取材班)
 セキュリティ関連機器を扱う企業の多くは、ショールームを持っていることが多いが、基本的に一般に開放していることが少なく、エンドユーザーはなかなか見に行くチャンスがないのが実情……。そこで本連載では、一般のエンドユーザーに代わって企業のショールームを訪問し、各企業の特長や技術を紹介する。

 第6回は大和ハウス工業(以下、大和ハウス)の栃木二宮工場内にある賃貸住宅体験館「D-roomプラザ館 夢」(栃木県真岡市)。大和ハウスを利用して賃貸住宅を建てようと考えている人に向けたショールームで、一般には開放していない施設となる。

 ちなみに「D-roomプラザ館 夢」は、同社が提供する防災、防火、防音などに関する技術や製品を展示している体験型ショールームなのだが、今回は、同社が力を入れている防犯設備が充実した女性向けの賃貸住宅の「SW仕様(Safety and Security for Women/女性向け防犯配慮仕様)」にスポットを当てて、女性ライターの市川美穂と体験役兼モデルとして女優のやながわみほさんに、女性の目線からレポートしてきてもらった。

●ベーシックな防犯を徹底

 読者の皆さん、初めまして。今回はアラフォーの筆者・市川と、20代の女優・やながわみほさんの2人が、女性の視点から「D-roomプラザ館 夢」の女性向け防犯配慮仕様に関連した技術、製品やサービスなどを見て回ります。

 そもそも自宅の防犯は、女性の一人暮らしだけでなく、子育て中の家庭でも気になるもの。女性向け防犯配慮仕様とは、具体的にどのような防犯設備を備えているのでしょうか。

●1階部分の窓ガラスはすべて防犯仕様

 「SW仕様」のショールームを見ていて、まず気づいたのが「窓や玄関周りの防犯面への配慮」。賃貸物件では玄関のダブルロックこそ標準的になってきましたが、窓にまで目を向けると防犯面に配慮されている物件は決して多くはありません。

 しかし、大和ハウスでは、1階の物件はすべて「防犯合わせガラス」を使用しており、警備会社のホームセキュリティサービスと連動した窓の開閉・破壊センサーなども搭載されていました。また、細かい部分ではありますが、玄関扉にある採光用のはめごろしのガラス部分にもちゃんと防犯合わせガラスが!

 ちなみに防犯合わせガラスは、普通の窓ガラスとは異なり、内部に樹脂フィルムを挟み込んだ特殊な合わせガラス。ショールーム内の体験コーナーでは、実際にその強度を試すことができました。

 一般的な3mmのガラスは、やながわさんでもあっさり割れたのですが、防犯合わせガラスはいくら殴ったところで、全然割れません。何度も何度もハンマーで殴り続け、ようやくヒビが入りました。防犯合わせガラスは強い力で殴り続けなければ割れないうえ、割れてもヒビが入るだけで、穴を空けるにはさらに時間がかかるとのことです。

 これは非常に重要ですね。というのも、警察などの統計によれば、空き巣は侵入に5分以上かかると7割があきらめるといわれています。ガラスを割るのに時間がかかれば、それだけで空き巣被害に遭う可能性が減るということ。1階の部屋というと、女性は防犯面で不安を感じることもありますが、こうした安心できる設備があるのは、心強い限りです。

●インターホンは録画機能付き

 そして標準装備のインターホンは、録画機能付き。訪問者に対してドアを開けることなく、モニターを見ながら対応でき、自分が不在の間に訪問者があれば顔を撮影して記録してくれます。

 今回ショールームに展示されていた製品では、帰宅時にインターフォンのLEDが点滅していれば、訪問者があったということ。不在時にどんな訪問者が来たのかは女性に限らず気になるところですし、不審者対策にも役立ちます。

 基本機能として完備されているのが、ホームセキュリティ。ALSOKかセコムの24時間警備がもれなくついてきます。

 不在時などシステムをセット中に侵入者があった場合、すぐにアラームが鳴り、ガードマンがかけてつけてくれます。また、不審者が家の周辺をうろついているというような場合も、ガードマンを呼び、対応してもらえるので安心です。

 筆者がアパートの1階に住んでいたとき、近所に住む男性が酔っ払って庭に入り込み、一晩中うろうろしていたせいで不安で寝られなかったことがあります。当時、こうしたホームセキュリティに対応した物件に住んでいれば、すぐにガードマンを呼んで安眠できたのに……。一人暮らしの女性や、男性のいない家庭でも安心して暮らせるのは、うれしいポイントです。

●非常時に逃げ込めて通報も可能な独自設備

 また、同社の賃貸住宅「D-room」にはユニークな設備もあります。それが「セーフティアゲインルーム」。マンションやアパートの入り口に設けられた個室のエアシャワーで、花粉やホコリ、PM2.5物質やウイルスといった微細な付着物を、エアジェットが一気に吹き飛ばしてくれます。これは花粉症にはありがたい!

 女性の場合、衣類だけでなく髪の毛にもかなりの花粉が付着してしまいます。家に入る前に、まとめて花粉を落とせるのは本当に便利。そして「セーフティアゲインルーム」には、緊急時に退避できる、セーフティルームとしての役割があります。

 万が一、ストーカーや不審者などに付け回された時、セーフティアゲインルームへ駆け込めば内部からボタン1つで施錠可能。扉や窓には防犯合わせガラスが使われており、容易に侵入できない作りになっています。

 さらに室内には警備会社への通報装置が設置されているため、警備会社との通話やガードマンの駆けつけ依頼もできるのです。20代女子のやながわさんは、過去ストーカー被害に遭ったことはないそうですが、「設置されていると安心感が違う」と話していました。

●防犯だけでなく女性にうれしい配慮も

 このSW仕様、充実しているのは防犯だけではありません。実はやながわさんと盛り上がったのは、女性の気持ちやライフスタイルをよく理解した収納やコンセントといった内装の部分。

 広い洗面台に4つも用意されたコンセントは、ドライヤーやヘアアイロンなど、男性よりも洗面台で電化製品を使う機会が多い女性にはうれしい配慮です。また、ショールームのウォークインクローゼットも洗面所や浴室、寝室をつなぐ形で設置されており、忙しい朝の準備も動きの無駄をなくしてくれそうです(※配置は物件により異なります)。

 ほかにも浴室乾燥機があったり、室内干しを想定したサンルームがあったり、サンルーム用の除湿器があったりと、外に洗濯物を干すことに抵抗を感じるひとり暮らし女性にとっては、うれいしい配慮です。実際にどのような内装になるかは、賃貸住宅のオーナーさん次第だそうですが、防犯&使いやすさを感じました。
《防犯システム取材班/市川美穂》
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