成田国際空港は12日、空港での緊急時案内用として、日本語を多言語に翻訳して繰り返し拡声することができるメガホン型翻訳機「メガホンヤク」を試験配備することを発表した。 「メガホンヤク」は、パナソニックが研究開発を進めているメガホン型翻訳装置で、成田国際空港は実用性を高めるための開発支援を行っている。 試験配備での検証は、緊急時や災害時、天候不良などの際に、空港ターミナル内に滞在するお客様向けの案内として、日本語の元文章を英語、中国語、韓国語に翻訳し、拡声した上で繰り返し案内を行うというもの。成田国際空港がスマートフォン向けに提供している翻訳アプリ「NariTra(ナリトラ)」の翻訳システムと連携した検証試験も予定している。 成田空港では12月から2016年3月まで実用性を検証した上で、本格的な導入を行っていく予定だ。