【オフィスセキュリティEXPO #02】重要書類の処理をその場で実行……出張機密文書溶解サービス | RBB TODAY
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【オフィスセキュリティEXPO #02】重要書類の処理をその場で実行……出張機密文書溶解サービス

エンタープライズ セキュリティ
「出張機密文書溶解サービス」を提供するSGムービングは、2013年に佐川引越センターから社名変更した会社で、佐川急便などのSGホールディングスを構成する1社となる(撮影:編集部)
  • 「出張機密文書溶解サービス」を提供するSGムービングは、2013年に佐川引越センターから社名変更した会社で、佐川急便などのSGホールディングスを構成する1社となる(撮影:編集部)
  • 機密文書の処理を行う際には車両後部からダンボールを投入する。ダンボールはベルトコンベヤーで運ばれ処理機へと投入される形だ(撮影:編集部)
  • 依頼者はベルトコンベヤーから処理機に投入されるまでの様子も確認することが可能。全作業終了後にダンボール残っていないかも確認できる(撮影:編集部)
  • 今回の展示では、溶解処理の様子をデモしていた。溶解された紙は、廃棄されるのではなく、パルプ原料としてリサイクルされる(撮影:編集部)
 東京ビッグサイトで開催中の「第10回総務・人事 ワールド」内の「第10回オフィス セキュリティ EXPO」に出展するSGムービングは、機密文書出張溶解車で、企業などに出向き、その場で重要書類や機密文書の処理を行う「出張機密文書溶解サービス」の展示を行った。

 個人情報や取引先に関する情報、経営に関する情報など、外部に漏れることが許されない情報が記された、いわゆる「機密文書」の処理方法は、法人や自治体にとっては悩みの種の1つ。まして、アウトソーシングするなら、「溶解処理工場まで運ぶまでの間に事故などで漏洩しないか?」「悪意のある人間に盗まれたり、見られたりしないか?」という不安も出てくる。

 「出張機密文書溶解サービス」は、そうした不安を解消するために、書類の粉砕・溶解ができる機械を積んだトラック(機密文書出張溶解車)で依頼企業に出向き、依頼者の目の前で、機密文書が入ったダンボールの粉砕・溶解作業を行うというものになる。依頼者は、ダンボールが粉砕・溶解され、処理が終わるまでの過程を見ることができるので、確実に処理されたかを見届けることが可能だ。

 機密文書出張溶解車の処理能力は、A3ダンボール(約15kg)の場合、粉砕モードで約1分、溶解モードで約4分。時間単位で示すなら、粉砕処理能力が毎時・約900kg、溶解処理能力が毎時・225kgとなる。紙以外にも、CDや電子媒体の粉砕処理を行うこともできる。また、従来型の機密文書をSGムービングが預かり、溶解処理工場に運ぶといったサービスも同時に行っているという。溶解処理の証明書も即日発行している。

 2016年1月から始まるマイナンバー制度施行後は、今以上に企業の情報管理に対する責任も強まるので、今後はより利用ニーズが高まるだろう。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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