【Interop 2015 Vol.48】持ち運び可能な“アタッシュケース型”データセンター | RBB TODAY

【Interop 2015 Vol.48】持ち運び可能な“アタッシュケース型”データセンター

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アイピーコア研究所のブース。ガジェット部門でファイナリストに選出された
  • アイピーコア研究所のブース。ガジェット部門でファイナリストに選出された
  • アタッシェケース内のレイアウト。KVMによるディスプレー出力も検討したが、実現には至らなかったという
  • アタッシェケース内のレイアウト。KVMによるディスプレー出力も検討したが、実現には至らなかったという
  • 手前が「どこでもデータセンタ」の未来像。「奥のMac miniが“ビッグマック”と呼ばれる時代が来るかもしれませんよ」とのことだ
 アイピーコア研究所は幕張メッセで開催されたInterop Tokyo 2015で、「どこでもデータセンタ」に関する初の展示を行った。

 これは、ZOTACの「ZBOX nano」シリーズといった超小型PCをはじめ、電源やバッテリーなどをアタッシェケースに収納したもの。同研究所では以前、トラックのコンテナにデータセンターをパッケージ化する取り組みを行っていたが、今回は必要とされる最小限の機能をコンパクトにまとめている。

 開発者に話を伺ったところ、イメージしたのは災害時における持ち出し可能なシステムとのこと。そのためバッテリーで8時間稼働するほか、LVDCへの対応により、電圧が安定しないような太陽電池でも直結できるシステムになっているという。

 その上でさらなるターゲットとして考えているのが大学の研究所、自宅にサーバを置きたいIT関係者だという。サーバマシンを設置する場所がなくても、アタッシェケースならクローゼットなどにコンパクトに収納できる。ベンチャーなどが起業の際、まだデータセンターが借りられないような状況でも、とりあえずのサービスは稼働できる状態になるだろう。

 ただ、配線の取り回しが困難なため、現時点ではディスプレイ線まではレイアウトしていないという。そこで、将来的な構想として考えているのが、ハブに無数のUSBメモリを挿したようなレイアウトだ。USB3.1であれば電源、信号線がコネクタで完結しているので、USB接続の高集積なスティックPCが登場すれば、大幅な小型化が実現するとのことだ。
《丸田》

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