【Interop 2015 Vol.47】国内初のナノセックに対応したタイムサーバー……マイクロセルや4K放送を支える | RBB TODAY

【Interop 2015 Vol.47】国内初のナノセックに対応したタイムサーバー……マイクロセルや4K放送を支える

 セイコーソリューションズは10日、幕張メッセで開催されたInterop Tokyo 2015で、タイムサーバの上位モデルとなる「Time Server Pro」シリーズの展示を行った。

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PTP対応の新型タイムサーバ「TS-2950」。価格は3桁程度を想定しているとのこと
  • PTP対応の新型タイムサーバ「TS-2950」。価格は3桁程度を想定しているとのこと
  • PTP対応の新型タイムサーバ「TS-2910」。価格は2桁前半になる予定
  • セイコーソリューションズのブース。この展示でガジェット部門の準グランプリを受賞した
  • セイコーソリューションズのブース。この展示でガジェット部門の準グランプリを受賞した
 セイコーソリューションズは10日、幕張メッセで開催されたInterop Tokyo 2015で、タイムサーバの上位モデルとなる「Time Server Pro」シリーズの展示を行った。

 セイコーソリューションズでは従来からタイムサーバを提供してきたが、今回のモデルでは国内で初めてPTP(プレジション タイム プロトコル)に対応した。GPSから精度のよい時計を抽出し、内蔵したセシウム時計と同期。新開発の時刻打刻ユニットにより、遅延のないナノセック単位のタイムスタンプを、イーサネットから出力できる。

 なお、今回はサイズの違う2つのモデルを用意しているが、そのうち小型の「TS-2910」はLTEの無線基地局での利用を想定。イーサネット経由でマイクロセルとの時刻同期を取るような、多拠点展開での利用を提案しているという。

 一方、多機能モデルの「TS-2950」は、放送事業者での利用を想定したもの。現在、多くの放送局ではカメラやスイッチャーなどとの同期に、ルビジウム原子時計を使用している。しかし、4Kや8Kの放送ではナノセック単位での同期が求められるため、既存の設備では対応ができない。将来的には通信にSDIではなくイーサを使うという話もあるので、PTP対応のタイムサーバを利用するのが、一番自然な形になるとのことだ。

 その他の分野では電力などのインフラや、金融業界への展開も計画しているという。東京証券取引所では発注ログをナノセックで記録しているが、そこにもPTP対応のタイムサーバが利用されているとのこと。また、橋やビルなどに設置されるセンサーなども、時系列の整合性がないと検証の役に立たないため、時刻情報を発信するマスターとしての運用が検討されているという。
《丸田》

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