【Interop 2015 Vol.37】キャリアクラスのルータを仮想化……シングルソケット80Gbpsを実現 | RBB TODAY

【Interop 2015 Vol.37】キャリアクラスのルータを仮想化……シングルソケット80Gbpsを実現

 シスコは10日、幕張メッセで開催中のInterop Tokyo 2015で、仮想IOS-XRルータ「Cisco IOS-XRv 9000」に関する展示を行った。

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データプレーン上に同社のルータで使われているデータパス用コードがマッピングされている
  • データプレーン上に同社のルータで使われているデータパス用コードがマッピングされている
  • 今年中にはマルチソケットへの、16年以降ではマルチサーバーへの対応を想定している
  • シスコの「Cisco IOS-XRv 9000」に関するブース。この展示でキャリア/ISPネットワーキング部門の準グランプリを受賞した
  • Interop Tokyo 2015におけるシスコのブース
 シスコは10日、幕張メッセで開催中のInterop Tokyo 2015で、仮想IOS-XRルータ「Cisco IOS-XRv 9000」に関する展示を行った。

 これは同社のルータ「IOS-XR」を仮想化したもの。キャリアクラスのルータを仮想化したことで、その機能をすべて利用できることが大きな特徴となる。その構造は管理プレーン、ルーティングプロトコルを司るコントロールプレーン、データ転送を行うデータプレーンの3つのLinuxコンテナによって構成。これらがハイパーバイザー上の1つのバーチャルマシンで動作することになる。

 ただ、同社のエンジニアによると、単純にコントロールプレーンとデータプレーンを仮想化しただけでは、QOSやACLといったネットワークベンダー的な機能に弱くなってしまうという。そこで、今回の仮想ルータでは、インテルのDPDKチップを利用するのに合わせて、同社のルータで使われているデータパス用コードを仮想向けにマッピング。シングルソケットで80Gbpsと、高いパフォーマンスを確保することに成功した。

 また、現在はシングルソケットのマルチコアCPUを利用し、各コアをプレーンに振り分けているが、近い将来にはマルチソケットを、さらにその先ではマルチサーバでの利用を目指しているという。これによって、コントロールプレーンが走るサーバをセンターに置き、支社のサーバでそれを利用するといった使い方も可能になるようだ。
《丸田》

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