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雷を誘導するのではない

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PDCE本体:バンデグラーフ(静電気発生装置)を彷彿とさせる
  • PDCE本体:バンデグラーフ(静電気発生装置)を彷彿とさせる
  • 球体の間に絶縁体がはさまっており、コンデンサを形成している
  • 採用事例のひとつ
  • 落雷抑制システムズ社のブース
 27日より東京ビッグサイトで開催されている「第63回 電設工業展 JECA FAIR2015」には、電気工事関係の企業が多数出展し、自社の製品やサービスをアピールしている。

 その名も落雷抑制システムズが展示していたのは、先がボール状になった避雷針だ。通常避雷針といえば、先が尖っており、そこに落雷を誘導することで建物本体への直撃を防ぐようになっている。同社が消イオン容量型避雷針(PDCE)と呼ぶ製品は、文字通り雷が落ちないように避ける避雷針(球?)だ。

 PDCEを鉄塔や電車の架線など落雷してほしくない場所に設置すれば、そもそもその周辺に雷は落ちないという。その理由について、ブースのスタッフは次のように説明した。

 そもそも雷雲の下部は大地に対してマイナスの電荷を持っている。そのため落雷によって稲妻が走るとき、地面側(の尖った部分など)から「迎え放電」が必要だという。PDCEは単に先端が丸いだけでなく、間にゴムなどの絶縁体を挟んでおり、巨大な「コンデンサ」になっている。大地側がプラス電荷のため、上空に露出している半球面はマイナス電荷となり、おなじマイナス電荷を持つ雷雲からの放電路は形成されない。

 PDCEは、無線設備、高層ビル、船舶、鉄道、遊園地などに採用実績があるそうだ。屋外のイベントなどでも急な落雷、ゲリラ豪雨に備えて設置されることもあるという。

雷を避けてこそ「避雷針」――消イオン容量型避雷針

《HANJO HANJO編集部》

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