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「3年後には100億円市場に成長させたい」……DMM.comがロボット事業をスタート

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「ロボットキャリア事業」を起ち上げたDMM.com
  • 「ロボットキャリア事業」を起ち上げたDMM.com
  • DMM.com 代表取締役社長 松栄立也氏
  • ロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を1月27日にスタートする
  • DMM.comの岡本康広氏
  • 「DMM.make ROBOTS」の展開イメージ
  • DMM.make AKIBAをベースにロボットに関連する最新技術と人材を結集させ、開発した製品をDMM.comが販売していく
  • 富士ソフトの「Palmi(パルミー)」など、5種類のロボットを5月から順次販売する
■「3年後には100億円市場に成長させたい」

 今後の戦略としては、ロボット販売プラットフォームの市場認知を拡大して、浸透させることが重要とした。そのためにプロモーションやテレビCMを含めて力を入れていく考えを岡本氏は示す。またロボット関連のアソシエーションを構築するために、同社のプラットフォームに技術を持った人材を集めていきながら、家電などと組み合わせていく方向で展開も図る。

 さらに海外製のロボットを国内で販売したり、反対に同社のプラットフォームから誕生した国産ロボットを海外へプロモーション・販売していくワールドワイドな活動にも力を入れていく考えであるという。岡本氏は「今年度は30億円、3年後に100億円の市場に成長させていきたい」と意気込みを語り、壇上での説明を結んだ。

 説明会のゲストに招かれたロボ・ガレージの代表取締役社長、ロボットクリエイターの高橋智隆氏は、DMM.comのロボットキャリア事業にエールを贈った。「日本はロボットの先進国であり、ロボット技術は日本のお家芸と言われてきた。しかしながら、現在は世界から追いかれ、追い抜かれているのではないかという危機感を私は持っている。世界的な流れとしては、ソフトウェア開発による新規性を打ち出すことはもう難しく商売にならないという状況が生まれつつあり、主流は『ハードウェアスタートアップ』に移行しつつある。そんな現状の中で、DMM.comが日本のロボットに関連する知を集めて、リスクを承知で大がかりにロボットキャリア事業を展開していくという試みに大きな可能性を感じた

 また高橋氏は、「DMM.comが提案するスマートロボットは、やがてはスマホに取って代わるものだと思っている。世界を席巻するキラープロダクトを生み出すには、それなりに大がかりな開発プラットフォームが必要」とコメント。DMM.comの試みを歓迎したいとしながら、自身も今後さまざまな形でロボット市場の成長に関わりながら「10年以内に“ロボットを一人一台”の時代をつくるために貢献していきたい」と意気込みを述べた。
《山本 敦》
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