【座談会】高音質通話サービス「VoLTE」はどれくらいユーザーにひびくのか? | RBB TODAY

【座談会】高音質通話サービス「VoLTE」はどれくらいユーザーにひびくのか?

 ドコモがVoLTEによる通話サービスを開始してから約1ヵ月。とはいえ、自分と通話相手の両方が対応端末を持っていないと使えないため、まだまだその効果を実感できる機会は少ない。

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一般のスマホユーザー4人で、VoLTEについての座談会を実施。
  • 一般のスマホユーザー4人で、VoLTEについての座談会を実施。
  • 女性からは専業主婦とOLの2人に参加していただいた。
  • VoLTEの音声通話を実際に体験してもらった。
  • 旧端末と比較して、着信の速さもチェック。
 ドコモがVoLTE(ボルテ:Voice over LTE)による音声通話サービスを開始してから約1ヵ月。とはいえ、自分と通話相手の両方が対応端末を持っていないと使えないため、まだまだその効果を実感できる機会は少ない。

 「VoLTE」は、LTEの高速データ通信ネットワーク上で音声通話を実現する技術。“通話音声がクリアーになる”、“スピーディーな発着信”などのメリットを持っているが、果たしてこれらの特徴はスマホユーザーが求めるものなのか。VoLTEはスマホ選びの基準のひとつとなり得るのか。そんな思いから、今回は一般のスマホユーザー4人にVoLTEを体感してもらい、率直な感想について語ってもらった。

■座談会参加メンバー

・A:40代女性 専業主婦。利用端末はiPhone 5
・B:20代女性 不動産業界 事務職。利用端末はGALAXY SIII α
・C:20代男性 法学部に通う大学生。利用端末はiPhone 5c
・D:30代男性 アパレル業界 営業職。利用端末はiPhone 5c

 全員がスマホを所持しており、普段から頻繁に通話しているというメンバーに集まってもらった。

■料金は安く抑えたいが、通話品質も気になる

――まず、みなさんが普段どのぐらいの頻度で通話をしているのか教えてください。

A:母や子どもなど家族とはほぼ毎日電話しています。無料通話アプリを使うこともありますが、アプリを入れていない人もいるので、普通に電話を使うことが多いですね。家族で契約するキャリアはなるべく揃えるようにしています。
B:私は2日に1度ぐらい、地元の友達と電話しています。長い時には2時間ぐらいしゃべっているので、やっぱり料金を気にして無料通話アプリを使っちゃいますね。
C:僕も友達と電話するのは2日に1度ぐらいですね。一人暮らしをしているので、地元の家族と電話することも多いです。無料通話アプリは何度か使ってみたんですけど、音声のタイムラグなどが気になったので、普通の電話を使うことが多いです。料金が気になるのであまり長時間は話さないようにしています。
D:僕は仕事の場面でよく通常の電話を使います。メールだといつ相手が見るか分からないので。

――音声通話に何か不満を感じることはありますか?

A:通常の電話の場合は特にありません。無料通話のアプリだと途中で電話が切れることがあったり、音質も普通の電話の方がいい気がしますね。
C:僕も、さっきタイムラグが気になると言いましたが、無料アプリだと音が聞こえづらいというのがあって、2、3回しか使ったことがありません。
B:音質は気になりますけど、無料だから私は使っちゃいます。でも、やっぱり長時間の電話には疲れる事もあります。普通の電話も料金がもうちょっと下がったら使いたいと思うんですが。

■今までの電話は“ビニール越しにしゃべっている”みたい

――先ほどドコモのVoLTEを試していただきましたが、音質に違いなどは感じられましたか?

A:何というか、相手が近い感じがしませんでした?
B:そうですね。いつもの電話は声がまわってくる感じですけど、これ(VoLTE)は耳元でささやいている感じというか(笑)。
D:僕も音声がクリアーになったと感じました。何となく、スッキリしましたよね。長く電話するならVoLTEの方が楽なんじゃないですか。
C:比べてみると、いつもの電話はかなり音がこもって聞こえますね。
B:これまでの電話はビニールを口に当ててしゃべっている感じがして、それが取れたのかなという。長電話をするならクリアに聞こえる方がいいですね。
D:周りがうるさい駅や繁華街だと、もっと違うかもしれませんね。かなり聞き取りやすくなるんじゃないですか?
B:私はそういうころでは、電話を切っちゃいますね。もう面倒くさくなって。それでメールしちゃうこともありますし。
D:そういう場所で、あまり大きな声を出さなくて済むようになるかもしれませんね。

■着信までのスピードとテレビ電話もパワーアップ

――VoLTEで繋がっているときは、電話をかけてから相手の端末で呼び出し音が鳴るまでの時間も短縮されると言われています。今から試してみますが、実際のところどんな印象でしょうか。

B:はやっ!
C:はやいですね。
A:いつもの電話だとつながるまでが長いですよね。
D:仕事で、急ぎで伝えたいことがあるときはいいかもしれませんね。気分的にすぐつながった方がイライラしないですし。

――テレビ電話の画質、音質もVoLTEでは向上するとされています。

全員:確かに綺麗。
C:テレビ電話ってどんな時に使えばいいんですかね?
D:テレビ電話はアパレルショップでお客さんが使っているのをよく見ますけど、これはいいかもしれませんね。サイズとか色はこれでいいかと友人に聞くときにも、これだけはっきり映っていれば分かりやすいかも。スマホの画面も大きくなってきているし。
A:その使い方は便利そうですね。孫ができたらこれでテレビ電話をするのもいいかもしれません。

■通話品質がスマホ選択基準のひとつに?

――VoLTEの特徴と言われているのはざっとこの辺りです。

B:やっぱり通話の音質が上がるのがいいですね。
C:自分の部屋でもクリアに聞こえるか試してみたいなぁ。今の部屋は電波の入りが悪いので、かなり音質が悪くなることがあるんです。
B:私も相手が何を言っているのか聞き取りづらくて、何となく推測しているときがありますね。

――これまでの電話の音質に慣れてしまっている部分もあると思います。

D:でも、一度この音質を経験してしまうと、みんなもう今までの電話が嫌になると思いますよ。このままiPhoneを持ち続けていたら言われそうですよね。VoLTE端末を持ってくれないと困るよって(笑)。
B:新しい端末が欲しくなっちゃいますよね。機種変更のときに音声通話の機能はあまり気にしたことがなかったけど、これはちょっとイイなぁ。

――通話料金については、各キャリアから通話料が定額になる料金プランが登場しています。

B:私は端末を2台持っていて、ひとつはソフトバンクと契約している友達との長電話専用にしています。もうひとつの端末でLINEを使うことが多いので、通話定額になれば回線をひとつにまとめられていいかもしれないですね。データは一度も制限にかかったことがなくて、多分3GBくらいが最高じゃないかなと思うので、容量抑えめでもいいかなと。家だとWi-Fiにつないじゃうから。
D:仕事では会社のスマホで電話をしてますが、自分のスマホで気兼ねなく電話できるのはいいですね。僕もデータ制限はかかったことがないと思います。
C:僕は正直あまり通話料を把握していなくて。。。でも使いすぎないようにという意識は常にあって、長時間の通話は避けています。そこを気にしなくていいのはありがたいかも。ただ、実は何度かデータ制限にかかったことがあるので、そこも気になります。
A:息子だけが一人別のキャリアで契約してしまっているんですけど、それも関係なく定額になるのは嬉しいですね。


 これまで、スマートフォンを選ぶにあたってあまりフォーカスされてこなかった音声通話の品質。スペックとして数字に現れるものではないが、実際にVoLTEを試してもらったところ、「一度体験すると今までの電話が嫌になるのでは」と違いを実感する声もあがった。仕事でもプライベートでも、音声によるコミュニケーションの重要性はまだまだ高い。VoLTE対応端末はさらに拡大し、利用者も増えていくだろう。今後は音声通話の品質という部分も、スマホ選びの基準のひとつになっていくのかもしれない。
《丸田》

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