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Googleのツールで働き方を変えれば経済効果は2兆円

エンタープライズ その他
Google エンタープライズ部門 担当社長 アミット・シング
  • Google エンタープライズ部門 担当社長 アミット・シング
  • 働き方を変えよう
  • モバイルとクラウドがビジネスを変える
  • デロイトトーマツコンサルティング 岩渕匡敦氏
  • デジタル化が遅れる企業
  • デジタルテクノロジーを活用すれば2兆円規模の経済効果か
  • Googleのテレビ会議システム
  • ハングアウトをよりビジネスで使いやすく
 経済効果についての分析も行った。現在、育児、産休、介護などさまざまな理由で働いていないが、スマートフォンやタブレットを活用すれば仕事ができると答えた人が12%いた。これを総務省統計局が発表している就業希望者数428万人にあてはめると、およそ51万人以上の雇用につながり、平均賃金ベースで考えると1.5兆円もの経済効果だという。

 同様に、定年退職者の55%は前述デジタルテクノロジーのサポートがあれば仕事を継続できると答えている。これを2013年の国税調査の退職者数と平均賃金に当てはめて考えると、4,700億円以上の経済効果となる。この2つの試算を合わせるとおよそ2兆円規模の経済効果が期待できるという。

 岩淵氏の試算を受け、シング氏は「GDPに対して2兆円規模のインパクトは非常に大きいと思います。Googleでは、これらのビジネス変革(Transfomation)を後押しするため、企業向けにも作業環境を問わず、多様な働き方に対応する新しい製品やサービスを提供していきます。」と述べ、そのひとつとして、企業向けTV会議アプライアンス「Chromebox for meetings」を日本でも提供を開始することを発表した。

 Chromebox for meetingsは、汎用のテレビモニタなどに接続するボックスで、Googleハングアウトを利用して最大15拠点をつないだテレビ会議を可能にする製品だ。本体にカメラ、スピーカー、リモコンなどがセットで15万円とのことだ。これに年間のサービス利用料が発生するが、数百万から1,000万以上する一般的な企業向けテレビ会議システムより安価であり、設定なども簡単なことが特徴となっている。
《中尾真二》
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