【Interop 2014 Vol.12】世界初、100Gのトラフィックキャプチャでゼロパケットロスを実演……ナパテック | RBB TODAY
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【Interop 2014 Vol.12】世界初、100Gのトラフィックキャプチャでゼロパケットロスを実演……ナパテック

ブロードバンド テクノロジー
光インターフェイスはCFP4対応
  • 光インターフェイスはCFP4対応
  • 100Gのバーストトラフィックを一次解析したのち、モニタリングアプリがパケットロスを計測して表示する。上下で2台のカードが実装されているのでピークは200Gbpsのレンジとなっている
  • NT100E3-1-PTP
  • NT100E3-1-PTPのコネクタ部
  • Spirentのテストトラフィックジェネレータ(下)でパケットロスゼロの実演中。上のサーバーにNT100E3-1-PTPが2基実装されている
  • ナパテックジャパンのブース
  • ナパテックジャパンのブース
  • NT100E3-1-PTP
 ナパテックはPCI-SIG準拠では初となる100Gbps対応のアクセラレータカード NT100E3-1-PTPを5月に発表しているが、Interop Tokyoの会場では、このカードを使ったパケットロスがないトラフィックキャプチャのライブデモを実施した。

 ナパテックが開発したPCI-SIG準拠のネットワークカードは、インターフェイスにCFP4対応のトランシーバモジュールを搭載し、標準カードサイズと少ない消費電力でありながら、10kmというロングレンジで100Gpbsの転送速度を実現する。そのため、100Gbpsクラスの高性能なトラフィックキャプチャやロードバランサを、標準的な商用ラックサーバーで構成することができるようになる。

 ライブデモは、NT100E3-1-PTPをDell PowerEdge 720に実装し、SpirentのTestCenter SPT-N4Uが発生する100Gbpsのバーストトラフィックをパケットロス ゼロで処理する実験だ。NT100E3-1-PTPは上り下り用に2基搭載され、100Gのトランシーバモジュールには住友電工の製品が利用されている。

 アプリケーションはトラフィックの状態をグラフ等で表示させるもので、この表示でパケットロスがなくデータを通していることが確認できる。このとき、NT100E3-1-PTP側でパケットの一次解析が行われている。解析内容には、フィルタリングのようなセキュリティアプライアンス向けの処理や、トラフィックのスライス、特定フローを識別した分配といったロードバランサ、アクセラレータとしての機能が含まれる。

 NT100E3-1-PTPは、9月に出荷を開始する予定だ。
《中尾真二》
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