【COMPUTEX TAIPEI 2014 Vol.8】COMPUTEX開幕式典に副総統・呉氏登壇……「ICTは台湾経済の牽引車」 | RBB TODAY
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【COMPUTEX TAIPEI 2014 Vol.8】COMPUTEX開幕式典に副総統・呉氏登壇……「ICTは台湾経済の牽引車」

IT・デジタル その他
副総統のDen-Yih Wu氏
  • 副総統のDen-Yih Wu氏
  • TAITRA(台湾貿易センター)チェアマン Chih-Kang Wang氏
  • 台北コンピューターアソシエーション(TCA)チェアマン T. H. Tung氏
  • 経済大臣のChia-Juch Chang氏
  • アワードの授賞式を開催
  • 開幕記念式典が開催された
 COMPUTEXの初日、メイン会場の南港展示ホールで開幕セレモニーが開催され副総統の呉氏が出席した。

 はじめにTAITRA(台湾貿易センター)チェアマンのDr.Chih-Kang Wang氏が挨拶した。Wang氏は「今年で34回目の開催となるイベントには5,000を超えるブースが出展され、アジア最大・世界で2番目の規模大きさで展開する。ホールの出展面積は今年も拡大し、エキシビジョンやカンファレンスを連日開催している。コンピューターショーは経済動向そのものを占う重要なイベント。それが毎年発展し続けていることを大変嬉しく思う」と述べた。

 今年の注目すべきポイントとしては、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブル、モバイル、ディスプレイに加え、クラウドコンピューティングについて指摘。COMPUTEXが「業界を牽引するインテルやマイクロソフト、ACER、ASUSなど重要な企業が参加し、それぞれの最新製品をローンチするトレンドセッター」であることを強調した。

 続いてイベントを共催する台北コンピューターアソシエーション(TCA)のチェアマン、T. H. Tung氏が登壇した。

 Tung氏は、COMPUTEXを核に、34年の間に台湾の情報・通信技術が成長を遂げ、現在世界に注目を浴びていることをアピールしながら、「ICT産業で台湾は非常に重要なグローバル的地位にある地域だ」と強調した。「これらは全てエンジニアや研究者が、良い生活を世界の人々に届けようと努力してきた成果でると、改めて認識したい。最新のテクノロジーは人々の生活に様々な恩恵をもたらす。インターネットやワイヤレスサービス、スモールハンドヘルドは、新興国にも成長のチャンスも与えるだろう。これをマーケットチャンスとして見逃してはならない。台湾は重要な役割を果たす地域であり、今後のトレンドを引っ張っていく存在となるだろう」と意気込みを述べた。

 またCOMPUTEXには世界各国からのトレードビジターが集まり、交易の場としても活況を呈していることについてもTung氏は触れ、「ドイツやアメリカなどから、多くのバイヤーの方たちが集まるイベント。今年も記録を打ち破る数のトレードビジターに来場いただいている。COMPUTEXはあらゆる人々にトレンドを感じてもらえる場所」であるとした。

 経済大臣のChia-Juch Chang氏は「情報・通信産業の発展は台湾の経済成長にとって非常に重要。台湾はICT産業の高度なサプライチェーンと優れた技術、将来へのポテンシャルを持っている。世界のリーディングカンパニーも排出しきた。経済省として台湾発の様々なソリューションや技術開発を今後も積極支援していく」とコメント。「これまで台湾の経済は、国内産業を守るために保守的になりがちと言われてきたが、これからのICT産業ではグローバルマーケットを視野に入れて、台湾の独自性を打ち出していかなければならない。いまや世界をリードしていく機会を得るために勇敢に取り組んでいく」と宣言した。

 続いて副総統のDen-Yih Wu氏が登壇した。Wu氏はアジア最大規模の展示会に成長したCOMPUTEX TAIPEIを称えながら、ICTは台湾にとって非常に重要な産業であることを強調。「いまやICTは台湾における他分野の成長を牽引する産業となった」と強調。台湾のICT産業の成長が海外から注目されている事例として、Googleが台湾にデータセンターに設立、規模拡大のための投資を継続することを決定したことなどを挙げながら、台湾がグローバル市場において重要な役割を果たすために、政府として最大限バックアップしていく考えを示した。

 イベントの最後には「COMPUTEX TAIPEI design & innovation awards 2014」「Best Choice Award of COMPUTEX TAIPEI 2014」の授賞式を実施。HTCやフィリップス、NVIDIAなどのメーカーが展開する製品が壇上で紹介された。
《山本 敦》
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